原因不明の湿疹について

 
原因不明の湿疹の症状がやっと治まりました〜。
発症から2週間・・・。

にきび大のかゆみを伴う小丘疹が突如ポツっと現れて、最初は胸と背中から→上下肢へと、湿疹の現れる場所が移動していきました。
湿疹は単独(散布疹)で、そんなに数は多く出ないのですが、結構かゆくて我慢するのになかなか気力がいりました。
不思議なことに、寝ている間はそんなかゆくはないので(でも起きると新しい発疹が現れていますが)、不眠状態にならなかったのは助かりました。

原因は、いろいろ考えられます・・・

・乾燥肌で軽いアトピー体質でもあるので、服の縫い目などでかゆくなることが以前からあります。
・猫の世話で獣医に何度か通ったので、もしかしたらダニ(糞や死骸にも反応するらしい)などのアレルギーがあったのかもしれません。
・4月からいろんなことがあって、精神的に不安定で疲れていたし、寝不足の日があるなどストレスはたまっていたのでしょう。
東洋医学的に、春は冬の間に蓄えられていた体内の“油汚れ”を分解する肝のはたらきが活発となり、オーバーワークになりがちです。
 さらにその分解した“油汚れ”を大腸が処分(排泄)しきれない場合に、にきびや湿疹が出ることがあるらしいです。
四柱推命的には、私の命式は月支が木(官殺)で今年は冲去解となっており、木(官)が強くなってバランスを崩しています。
 春は木の運気なので、さらに木(官)がパワーアップして木剋土(日干)になっているのも関係あるのでは?と考えています。
 木は五臓でいえば肝ですしね。

よくするために工夫したことは・・・

・下着や服の縫い目による刺激をなくすために裏返しにして着る。
 (家にいるからできますが)
・かゆくなったら冷やすか、かゆみどめをぬって、かきむしらない。とにかく我慢。
 今回使ったかゆみどめは、「ユースキンのリカAソフト」です。
 ちなみにリカA(ソフトでない方)がクチコミによると痒みによくきいて、アトピーの人にも結構おすすめのようです。
・肝の負担を減らすために油ものやお酒を避けて、酸っぱい物をとる。
 ただし、酸っぱい物は収斂作用があって冷えのもとにもなるので、摂りすぎは胃が悪い時やむくみがある人にはあまりよくないようです。
 梅酢はよいみたいですが。
・かゆみの原因となるヒスタミンを含む食材(あくが強いものや魚介)はなるべくさける。
 (まあ、ほどほど、なるべくな感じで)  
・お風呂はぬるめで、体を洗う時は洗顔のように泡立てた泡でやさしく洗う。
 (2日に1度くらいで洗いすぎない)
  ビワとヨモギ配合の入浴剤を使ってみました(これはよかった気がします)。
・風呂あがりには、体も化粧水+乳液で保湿を十分にする。
 無印印良品の敏感肌用(しっとり)は、安いしたっぷり使えます。
・湿疹は、皮膚から排毒しようとしている状態だから、出た後には体がきれいになるはず!
 とポジティブにイメージをふくらます(結構大事)。


とりあえず、なんとか治ったのでよかったよ〜。
以前、原因不明のもっとひどい(見た目も)発疹が出た時には病院を4件はしごしましたが、結局原因はわかりませんでした。

1件目の病院は人気の皮膚科で患者さんも多く、1時間待って診察は5分程度。
感染性の発疹でないかどうか血液検査と様子見のステロイドの塗り薬、飲み薬をもらいました。
1週間後に症状は首から胸に広がってひどくなっていましたが、血液検査の結果はアトピーの反応に△があっただけで特になんのアレルギーもなく、わからんね〜と、もっと強いステロイドの外用薬に変えてみることに。
この時も医者はほとんどPCを眺めていただけの対応で、なんでこんなに患者さんが多いのか不思議だったな〜。
忙しいんだろうけど。

ステロイドをちゃんと塗って様子をみたものの改善がみられないので、別のおじいちゃん先生がやっている病院へ行ってみることに。
そこは丁寧に話を聴いてくれたので感じはよかったのですが、結局さらに強いステロイドの外用薬を処方されました。
その薬を毎日せっせと塗ってみたものの、かゆみは若干抑えられても症状はどんどん下に広がっておなかから太ももまでが、まだら模様の蕁麻疹状態になっていました。
(蕁麻疹じゃないので、症状はすぐにひきません)

ステロイド薬がどんどん強くなっていくのも怖く、これは漢方的な処方がよいのでは?と、漢方処方をしているという内科に行ってみることに。
問診と触診で、肝がすごく張って疲れているということでした。
漢方薬を処方してくれるのかと思っていたら、“レメディ”というコンペイトウのような砂糖粒のような2種類の薬?を処方されました。
とりあえず、そのレメディを効くのかな〜と思いながらも3日ほど飲んですごしました。
症状とかゆみは変わる様子もなく・・・(ステロイドによるリバウンド的な症状でひどくなるかも?と言われてましたし、きっと速効性がある薬ではないのでしょう)
寝る時のかゆみに耐えかねて、別の病院へ行ってみることに。

4件目の先生は頑固な方で患者の治す努力が見られないと怒られると評判?だったので不安だったのですが、行ってみると哀れに思ったのかとても優しく対応してくださり、ひどい症状にびっくりしたのか?写真をとらせてくださいとパシャパシャ。
やはり原因を特定するのは難しいようで、ホルモンバランスの乱れが関係しているのでは?ということでした。
ここの治療は、ステロイドを使わずに抗ヒスタミンの点滴注射と外用塗り薬、内服薬はビタミンB剤と、確か肝斑の治療に使うトラネキサム酸を処方されたと思います。
お風呂で体はこすらないように言われ、その病院で作っているボディシャンプーも処方されました。

その4件目の治療が効いたのか、もう発疹も終息期で治る時期だったのかはわかりませんが、その病院に行きだして2週間ほどで何とかよくなることができました。
全治3か月近くかかったかな〜。
なかなか病院選びは難しいですねえ。
まあ、当時は仕事を休めなかったので土日に開業している病院に限られたわけですけど。

今回は引っ越してきて病院を知らず、また一から探すのが厄介だったし、五木さんの「養生の実技」を読んだ後だったので、自力で養生する方法をとってみましたが。
でも、いざという時に頼りになる病院をさがしておくのって必要なことですよね〜。