紫微斗数

 
四柱推命をするのに旦那の生時がわからないので、推時を行うのに紫微斗数に取り組んでみました。
以下の本は全部古本で購入。

 

1.左:「紫微斗数占星術奥義」 東海林秀樹著 学研
2.中:「紫微斗数命理学〜新理論の活用〜」 村野大衡著  東洋書院
3.右:「真説 紫微斗数戦術奥義」 苔峰洞人著 文芸社


1は、初心者にもわかりやすく、甲級主星の象意も充実しているので命盤(各宮)の大体の象意が理解できます。夫妻宮の記述についてはちょっと手厳しいというか、凶星があったり輝度が低かったりすると「離別」とか「争い」、「晩婚に適する」などの記述が多くみられる印象です。

2は、各星の象意については簡単な記述となっていますが、四化飛星の象意(誘導星による象意)や合婚法(著者の鑑定結果から)の説明、「諸要素の考究」ということでどうしてそういう考え方をするのか、などの記載があり、著者のオリジナリティーがあって少し応用がきいた感じです。

3は、甲級助星や乙級星についても、他星との組み合わせによる象意の記載があって充実しています。ただ、星の組み合わせによる象意が重複して記載されているので、かなり分厚い本となっています。また、載空・旬空を重視しているので「仮の無主星宮」が存在することになります。


紫微斗数は、各12宮(夫妻宮や父母宮など)に属する星の象意について本で調べればわかるので、それぞれが示す大体の性格とか方向性などをつかむことができます。
ただ、三方四星の影響も考慮するので解釈がかなり幅広くなるし、星の組み合わせ(吉星と凶星との組み合わせなど)による象意の解釈は、とても難しいなあと感じます。

また年運についても、大限、小限、大載、さらに四化星を飛星する方法を組み合わせて解釈するとなると、これまた結果が幅広く漠然とした感じになります。
星の種類もたくさんあって、その象意についても「温和」「善良」「聡明」「統率」「剛強」などのキーワードがいろんな星によく出てきて、似たような名前(天がつく?)の星が多くて憶えにくいし、違いもよくわかりにくい印象なのです。 

さらには、本(著者)によって星の輝度が異なる(同じ星もありますが)ため、輝度が違えば吉凶も大きく変わってくるようなので、首をかしげてしまいます。

多分、紫微斗数に精通された方なら緻密な鑑命ができるのでしょうが、私にとってはこれらの本を読んだだけではどのように応用して考えていけばよいのか、つかみどころがよくわからない感じなのだなあ・・・。

旦那の生時についても、四柱推命の結果と紫微斗数の結果から2〜3の時間帯にしぼれてきた気もしますが、当たっている宮もあれば違うなあという宮や年運もありで、やはり素人判断は難しいですね。

私の紫微斗数結果については、命宮(身宮)は無主星宮で載空ですし対宮には主星はありますがこれまた旬空なので、かなり星の力も弱く、年運の影響を強く受けるタイプだと解釈できます。
それぞれの宮についての象意については、そうとも言えるけど違う星が入っていても当てはまるとも言えるような・・・?

年運についても振り返って考えてみましたが、これまた当たっているような当たっていないような・・・やはり吉星と凶星が混在しているため、解釈が私のこじつけ風になってしまうのですな。
なので、後天運を考えていくのは非常に困難です。

まあ、四柱推命の結果からみると、私の命式は流年によって従旺格的になったり内格的になったりする感じなので、年運の影響を受けるっていう部分は当たっているのかなと思いますが・・・。

村野さんの合婚法については、旦那の生時がわからないので相性などはわかりませんが、出会った年が重盤していたので(生時が変わっても小限はどれも同じ干支となる)、研究?通りの結果でした。
また、私が結婚した年運の命宮に「天喜」、対宮に「紅鸞」が出ていたので当たっていたともいえますが、年運は大限、小限、大載と3つの宮をみて、さらにその対宮や三合宮の影響までを考慮にいれてもよいのなら、この2つの星(さらには別の異性運を表す星も)がそれぞれの宮に入る確率は高くなるわけで、これはどうなのかなあと思ったりもして。

紫微斗数はよく当たるという情報を入手したので取り組んでみましたが、私にとっては当たっている気もするけど都合のよい解釈もしやすいというかしぼりこみづらいというか・・・漠然としていて難しいというイメージ(どのような学習をすればよいのかもよくわからない)かなあ。
そう考えると紫微斗数を用いた占い師さんって、それぞれの星の象意を憶えて、組み合わせによる象意を推理し、さらにそれを表現して伝える才能もいるわけですから、すごいことですよね〜(尊敬)!