万病を治す冷えとり健康法

 
   
  「新版 万病を治す冷えとり健康法」
    進藤義晴著 農文協 1238円+税
 


冷えとりの代表書籍?とも言える本を、今ごろやっと図書館で発見して遅ればせながら読んでみました。
以前読んだ同じ著者の本よりも、この本の方が冷えとりと病気の因果関係のような説明がもう少し詳しくあったのでいいなと思いました。

「冷え」と「食べすぎ」が血液の循環障害を起こし、それがやがては内臓の機能低下を招き、それがもっとひどくなると細胞そのものの変異(ガンなど)をひき起こすということです。
まあ、これは普通に常識として考えてもわかるような気もしますけどね。

そして、見えない内臓にすぐに症状が出るというわけではなく、そうなる手前で外にわかりやすい形で出てくる(排毒作用)のがいろいろな症状であり、それらの症状を自分自身が体の内部からの信号として受けとめ、鍛錬としてその症状に向き合い、生活で気をつけていくのが大切であるといった内容であると思います。
 
この本では、最後の方に著者の神霊力というか不思議な力がついて療法を行うようになった話がのっているのですが(レイキのような遠隔療法など)、それにからむ考え方がなんというか・・・神仏を崇拝するというわけでもなく、その力を誇示するでも啓発するでもなく、無骨な印象で面白かったです。

結局は、日々の自分の心がけと生活のありかたであるということですね。
この本は、著者の考えを淡々と述べていて押しつけるでもなくやる人はやってみればいいっていう、そっけない感じ?がして結構好きだったので、今後購入しようかなと考えています。

 
お盆はいつもよりちょっと食べたり飲んだりしたせいか、またほんの少しだけ湿疹がポツポツと出ました。
ちゃんと体は変化を症状として出しているっていうことですね。
排毒できていると思えば、よしよしと体にも優しくなれるし、冷えとり生活は心理的にもいいように思いますね。