「白山多賀神社」と「青龍窟」

 
9月の終わりの連休に、福岡県京都郡苅田町の等覚寺地区に出かけてきました。
車で登っていくと、等覚寺の美しい棚田の風景が広がります。
素晴らしい〜!!

    
  農林水産省の全国農村景観百選にも選ばれたのだそう

  
  夏の花から秋の花へと移ろいゆく・・・

 
等覚寺集会所の前を通過して山道に入っていくと・・・
なにやら鳥居が見えてきました (神社の駐車場もあります)
それにしても、人気が全くないな・・・。
  
      
  狛犬の顔が愛らしい うちの猫に少し似ているような・・・

  
  誰もいない山の中の神社 結構な登り階段が続きます

  
  おやおや?きのこ発見!! 

    
  やっと鳥居が見えてきた〜(左) 木の根のたくましいこと 

    

  
  拝殿に到着! 4月に松会や流鏑馬などのお祭り行事があるらしいのですが、
  この場所まで準備物を運びこむのは大変そう・・・

      
  拝殿の左奥には木々に包まれるように小さな正殿が

  
  どうだ〜っ!とポージングでもしてるような木脈隆々の立派な木だ


「白山多賀神社」は、英彦山などと豊前六峰の一つに数えられた等覚寺一帯の中心にあり、山伏たちの修験の霊山だったそうです。
ご祭神は伊邪那岐命伊邪那美命豊玉姫命で、ご正殿の千木は女造りで水平、私の好きな島根の神魂(かもす)神社と同じですね。
山伏たちの気持ちの拠り所となる女性神ということなのかな〜・・・。
 

お次は、山岳修験道等覚寺の奥の院がある「青龍窟」へと向かいます。
離合困難な舗装されていない砂利や石がむき出しのガタゴト道が続きます。

車の底をこすりそう〜(汗)と、旦那がハンドルを右へ左へとさばきながら、なんとか車に傷つけることなく(土埃まみれになりましたが)、駐車場に到着できました。
こういう道を走るには四駆がいいよな〜。
 
     
  ここからさらに悪路に・・・

  
  カルスト台地にある青龍窟看板(右下)を奥に歩いて行きます 

   
  かなり暗く、ひんやりとした洞窟内に祭壇があります

       
  圧倒される洞窟から出る時には清々しい気分に 


「青龍窟」は、平尾台カルスト台地の斜面に洞穴口が開いている鍾乳洞窟です。
祭殿の左右奥はかなり広そうでしたが、真っ暗だは、水で湿っていて滑りそうだはで、ちょっと覗いてみるのが精いっぱい。
不気味な雰囲気のある洞窟で、明治時代までは修行の場でもあったそうです。
実際、奥の鍾乳洞探検もできるらしいのですが、洞内の構造は複雑で許可が必要なようです。

中央祭殿は豊玉姫をご祭神として祀っており、釈迦三尊像や四天王像などの石造仏もある?らしいですが、暗くてよく見えませんでした。  
大昔の動物化石が多数産出されている事でも有名で、国指定天然記念物でもあるそうです。
 
「白山多賀神社」も「青龍窟」も、流行りのパワースポットと浮かれていられないような?、自然の厳しさと共にあった山伏たちの山岳修験の場として畏怖の気持ちを抱くような・・・。
確かに自然のパワーに圧倒されるようなスポットではありましたけどね〜棚田もとても美しかったし。

実はこの日に神社や洞窟で撮った写真、赤や白のオーブ?や、動物の顔のように見えなくもないもの?(旦那が発見…見つけるなよ〜)が写っていたりして・・・ちょっとゾクり。
特に悪いものに感じませんでしたし、すでにそれらの画像は削除しましたが。
まあ、私の写真技術が下手っていうのが最大の原因であると思われますし、特に気にすることでもないのですけど。

猛暑で苦しんだ今年の夏の終わり、ちょっとヒヤリとした気分を味わって。
もう秋がきてるんだなあ・・・。