今朝、チビチビが天国へと旅立っていきました。
8歳の命でした。
マイペースで甘えん坊のチビチビ
天国でニャアちゃんと仲良く私たちを見守っていてね・・・
チビチビは、肌寒くなってきた10月の終わりぐらいから風邪をひいてしまい、病院に連れて行っていたのです。
3日間ほど病院で点滴や抗生剤やらを処方していただくと、40℃以上あった熱が38℃まで下がって風邪症状は治まり一安心。
の予定だったのですが・・・。
熱は下がったもののあまり元気がなく食欲も戻らないので心配になり、血液検査をしてもらったところ、赤血球が7%ほどしかない極度の貧血状態にあり、白血病である可能性が高いという診断を受けたのでした。
どちらにしても、この貧血と腎臓や肝臓の状態からいって余命はもうわずかだろうということで・・・。
いきなりの宣告。
その後は急速にどんどん弱っていきました。
私たちは覚悟を決めて、チビチビを病院に連れて行くのも負担になるだろうとやめ、薬だけ処方していただき自宅療養としました。
温かくして、流動食やお水を少しずつ口に含ませて様子を見、体をなぜながら声をかけるくらいしかしてあげられなかったけれど。
もう無理かと思うぐらい弱っていったチビチビでしたが、野良猫魂なのか突如起き上って脱走をくわだてたり、立ち上がって自力で水をガブガブ飲みだしたり、トイレも猫砂までちゃんと歩いて用をたしたと、かなり頑張ってチビチビらしい姿を見せ、最期の3日間は私たちを驚かせてくれました。
今朝の4時すぎ、旦那がふと予感を感じたのか起きあがって様子を見に行くと、チビチビは猫砂の上でピクピクと痙攣しており、旦那がポンポンと背中をさすってあげるとス〜ッと息をひきとったということでした。
旦那はチビチビが赤ちゃんの頃からずっと可愛がってきていたので、最期に彼の手の中で見守られながら送ることができたのは、チビチビにとっても彼にとっても心安らかな旅立ちだったろうと思います。
外飼いだったので、病気やケガをしやすくかわいそうなことをしたのかもしれないけれど。
外飼いならではの自由きままさで、近くの草むらでのお昼寝がお気に入りだったし、いい猫生だったと感じてくれてたらいいのだけどな。
風邪でチビチビを病院へ連れて行った時、他のペットたちはみんな抱っこされるかケージに入れられているかきちんとつながれているのに、うちのチビチビといえば、果物の絵がついた段ボール箱の中で洗濯ネットに入れられ、なんとか力をふりしぼってアウアウと箱から外の様子を覗こうと頑張る姿は、パンストをかぶったお笑い芸人のようでちょっと哀れだったなあ。
そして小学生でもあるまいし、中年の女(私)が段ボール箱を抱えて病院に慌てて訪れているのも、何ともみすぼらしいような。
最初はチビチビのことでいっぱいいっぱいで大慌てだったけれど、待合室でお互いのペットを「かわいいですね〜」と褒め合っている人たちの様子を眺めていると、自分とチビチビの姿が我ながらなんとも可笑しかった・・・。
チビチビとの思い出は、ふと笑える愛嬌ある姿のイメージが多いです。
ニャアちゃんがいなくなってから半年ちょっとでチビチビもいなくなってしまうとは・・・。
さびしすぎるよ。
楽しい思い出をたくさんありがとうね。
安らかにおやすみなさい・・・ばいばい チビチビ・・・