霧島方面への旅①

 
先月末の連休、旦那の祖父母のお墓にお参りに行こうではないか!ということになり、鹿児島へと出かけてきました。
もう彼の祖父母の家はないのですが、幼少の頃に遊びに行った田舎の風景は変わらないようで、とても懐かしそうでした。
彼は20年近くお墓に参ることができずにいるのをずっと気にかけていたので、急きょ決めたことですが行くことができてよかったです。

お墓は薩摩町の田舎の方にあって、お昼ごはんを食べたいのですが、お店らしきものがないっ。
しばらく車を走らせていると、観光地であろう「藺牟田池」という標識を見つけたので、食べられるお店があるかもと寄ってみました。
駐車場にはたくさんの車でにぎわっており、期待大!
が・・・。散策してみても、食べるためのお店は見当たりませんでした。(がっくし)

藺牟田池は、周囲3.3kmの火口湖であり、「泥炭形成植物群落」として国の天然記念物でもあるそうです。
池の周囲は藺牟田富士などの小山が連なり景色もよく、お弁当を持ってきて散策するにはいいでしょうね〜。
おなかは満たされませんでしたが、気持ちのよい時間をすごせました。

  
     

    
  紅葉もチラホラと見られ、美しい池面には水鳥や鯉も泳いでいて
  散歩するには気持ちがよい場所でした 


何かめぼしい所はないものかと地図でさがしてみたところ、近くに「入来麓武家屋敷群」というのを見つけました。
何か食べられる店があるんじゃないか?と、行ってみることに。
武家屋敷入口の駐車場の近くに、お洒落なお店らしきものを発見!

中に入って「食べられますか?」と聞いてみると「はい」ということなので、さっそく入店〜。
しかしながら座ってメニューを見てみると、すでにランチ時間は終わってしまっていてごはん系は食べられないのだそう。(残念しごく・・・)
それなら先に言ってほしかった・・・と思ったけれど。
とても居心地がよい空間だったし、のんびりとお茶をいただきました。

      
  武家屋敷を改装した『武家茶房Monjo』さん

  
  ランチタイムには地元食材を使ったランチがいただけます 
  食べたかったな〜
 
 

 
入来麓武家屋敷は中世から江戸期にかけてできたもので、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。
川の自然石を使った独特の玉石垣と、その上に植えられた茶やイヌマキなどの生け垣が特徴です。
茅葺に似せた形のイヌマキもあって面白い景観です。

生け垣に使われている茶の木は根が真下に伸びて石垣を守り、家を目隠して中からは外を見ることができるようになっています。 
また、門から玄関への幾重にも折れ曲がったアプローチは敵を惑わせるためのもので、敵から生活を守るための知恵がうかがえます。     
    
       
  入来院氏の“茅葺”の武家屋敷門 

   
  美しく刈り込まれた“イマヌキ”の武家屋敷門 
    
     
  約3年かけて大正期の姿に復元された「旧増田家住宅」 

  
  茅葺屋根の内側は精巧に組まれています 

結局昼食にはありつけず・・・(涙)
で、道の駅で買った“いきなり団子”や巻き寿司、コンビニで買ったパンなどを食べながら、宿がある妙見温泉へ向かうことに。 
 
車を走らせていると、「日本一の大楠」という看板を何度も見かけるのが気になります。
ぜひとも見てみたい!ということで立ち寄ったのは、蒲生(かもう)八幡神社

  
  鳥居をくぐって見えてきた(左方)大きな木!あれだ〜!!

と、興奮気味に走り寄ってみたのですが、どうもこれではないらしい・・・。
参道にある木々もかなりデカかったのですが、これではなく、“日本一の大楠”のご神木は拝殿の横にド〜ンと祀られていたのでした〜。

      

   

    

   


いやあ。素晴らしかったです。
この素晴らしさは私の写真技術じゃ全然伝わらんなあ。
やっぱり直に拝まないと・・・。

以前行った屋久島の縄文杉にはそりゃ圧倒されて感動しましたが、この木だって知名度は低いかも?ですが、すごいじゃないですか〜。
この巨樹の醸し出す、たくさんの生き物を見守ってくれているような温かい雰囲気に、とっても感動・・・。
ここに寄れてよかったよ〜。
日が沈む前になんとかギリギリ見ることができて本当にラッキーでした。

1日目の鹿児島観光は全てその場の思いつきで立ち寄ったのですが、結構楽しむことができました。
お金もほとんど使わずすんじゃったし(笑)