阿蘇と高千穂のパワーをもらおう!② 〜高森殿の杉と押戸石〜

 
神社で大杉をたくさん見てきたのですが、この日の締めも大杉で…ということで、「高森殿の杉」を目指して高森へレッツゴー!
しかし、ここに行くのはわかりにくいです。

杉がある位置の住所をナビに入れて移動したのですが、道路や標識に看板は見当たらないし、たどり着くことができません。
「どうしても見てみたい…」と思いつつ、宿のチェックインの時間も考えて移動しなければならないので「今回はあきらめようか…」と、宿へ向かおうとした矢先。

信号待ちで止まった交差点でふと横を向くと、「高森殿の杉」と書かれた小さな矢印看板を発見したのです〜!
ここで信号待ちで止まらなければ、わからなかっただろうな…。幸運でした。
「神様、ありがとうございます〜」と、興奮気分でハンドルをクルっときりかえし、いざ高森殿へ〜!!

赤牛が放牧されている丘陵地帯が見えてきた辺りに鉄製の扉があり、そこから杉のある場所へと登っていきます。
(靴の裏にもアルコールをつけて消毒、鉄扉もしっかり閉めて行きます)
少し歩くと、こんもりとした杉林の風景が見えてきました!
  
   
  左手の杉林に「高森殿の杉」があります  

  
  杉林に近づいてのぞいてみると…あっ見えました! 
 
  
   

   
  横の小道を入ってびっくり! 
  そこには“静寂な赤茶色の異空間”がひろがっていたのでした〜(感動!!) 
 
   
  
  そばに近づくと、杉は緑を帯びて見えるんですね〜  

本当に素晴らしかった。この杉に出会えたことに感謝・感激でした。 
看板があまりなかったのは、あまり多くの人たちにズカズカ入ってもらいたくない場所だからでしょうね。
見に行く人たちがきちんとマナーを守り、大事にあの大杉を見守っていかなければなりません。 
この日はずっと、杉・杉・杉に圧倒された1日となりました。

 
さて、翌日は朝から南小国町の押土石の丘へと出かけました。
こちらも“太古のパワーを感じる神秘的な巨石群”ということで、パワースポットだそうです。
押戸石の丘巨石群は、人工的に配置された9組の列石遺構である巨石文化遺跡ということで、シュメール文字が刻まれている石、磁気を発する石、日時計の役割をしていた石などがあります。

離合が大変そうな(離合ポイントはあります)細い山道を車で登っていくと、広い場所に出て駐車場がありました。
駐車場受付のような小屋に人がいて、入場料が1人200円かかるということでした…(そうなのね)
   
  
  駐車場から歩いて丘を登っていくと、岩群が見えてきます
                        
  はさみ石  
  
  石の間から見える太陽光線が、夏至に昇り冬至に沈むらしい

鏡石にはシュメール文字が刻まれているということで、パンフのイメージ画像を頼りに頑張って文字をさがしてみました。
左に“聖なる牡牛”で「バール」、右に”蛇神”で「ナーガ」と読むことから小国町中原(なかばる)という地名はシュメール文字の名残らしい!?
多分、これではないかと思うのですが?   

  

  

不思議な磁気を発するという押戸石に、受付でお借りした方位磁針を近づけると確かに今まで北を向いていたN極がクルッと動きます。
部位にもよるのかもしれませんが石の方にN極が向くので、この押戸石はS極の磁力を帯びているのでしょうね。
     
   
  高さ5.5m、周囲15.3mで頂点は北極星を指すらしい     

  
   横から見た押戸石  
   
 
このパワースポットは、岩をあれこれ眺めて面白かったですし、何と言っても見渡す限りの阿蘇高原の展望が素晴らしいです。 
しかし私たちが行った時には、押戸石の前にある岩に熊蜂の巣があるようでブンブン飛びまわっており、ちょっと危険を感じました。
まあこちらがお邪魔しているわけですから、「何もしないから見せてくださ〜い」と、じわ〜っと動きながら無事に岩を見せていただきました(笑)  

そして見渡す限りの大絶景というのは陽をさえぎるものもないということで、これからの季節は特に日焼け対策は必須でしょうね〜。