感情の「月」をコントロールするには…

 
春分の日は、寒の戻りで寒かったですね〜。
西洋占星術では、春分の日を1年のスタートの日(牡羊座0度)、と考えます。
どちらかというと“年度末”というイメージの3月末ですが、新生活が始まるワクワク感がただよう時季ですよね。
  
毎年、1年の自分予想占いを東洋占術での新年となる2月にしていたのですけど、なんだかな〜という気分でやめました。
振り返ると、占い予想に行動を寄せていっている自分がいるので、大きくはずれるわけがない!

とりあえず、自分の行動面以外で、昨年の予想で当たったなあと感じたのは…
『義母の今後の体調が気になりますし、旦那の仕事上での文書上でのトラブルや仕事で共に働く業者に何か問題が出てくるなど、も考えられるかな』という予想。

義母は昨年秋から足腰の不調で歩くのが難しくなり、手術を想定した経過観察の治療をしていますし、年末には旦那の仕事での業者のミス、文書上での発注やりとりでの問題などもありました。
まあ、今のところは大きな問題にはなっていないのでよかったですが。
これは紫微斗数で考えてみた予想でしたが、流年命宮と流年遷移宮に自化や向心力がある年は、何らかの変動の象意は出るように思います。

『自分の健康について。秋あたりちょっと心配』については、どちらかと言うと夏までが思わしくなくて、仕事を辞めた秋あたりから調子がよくなってきましたから、これは微妙にはずれかな。
以前診ていただいた子平の占い師さんの格局判断結果から予想してみたのですが、忌神が違うのかも…
子平(四柱推命)での予想はやっぱり難しいです。
 
西洋占星術では、昨年はN月とT冥王星がスクエアでしたし、太陽回帰図でも月と土星オポジションでしたので、気分的に不安定な年になるだろうなあと予想はしていましたが、特に仕事に関することでは不満と落ち込みで悩みましたし、自律神経も不調になりましたね。
自分の適性や年齢的なことについても考えるようになり、今は仕事選びにも少し慎重になっています。
ですが、西洋占星術における「月」について、じっくり考えてみるきっかけにはなりました。

 
 
 (左)「月星座占星術入門  じぶんの月星座を知って人生を変える本」
 (右)「月星座占星術講座  月で知るあなたの心と体の未来と夢の成就法」 
           松村潔著 技術評論社 


左の本では、月のサインに焦点が当てられており、トランシットの月やリリスの影響についての記載があります。
右の本では、月のハウスに焦点が当てられており、朔望月の象意(進行の月でも使えます)についての記載があります。


〜「月星座 占星術入門」本文より 〜
占星術では、太陽と惑星と月は、三つの異なる次元を表しています。
この中で月というのは、一番低い次元にあるのですが、さらにその下に物質(肉体)があると考えます。
太陽は根本の意志を、水星から冥王星までの惑星は思考や感情などを、月は生命作用を表し、その下に肉体があるという階層になっていると考えるのです。…
月は、精神的なこと(太陽)や感情的なもの(惑星)と、物質(肉体)との中間にあるということになります。
言いかえれば、月の性質というのは、精神や思考、感情よりも低い次元にあるけれども、しかし物質的なことよりは高い次元にあるという、中間性を持っていることになります。… 
月は肉体よりも少し上にあり、肉体に近いので、肉体に影響を与えることができる。
ところが、惑星はそれよりもずっと上にあるので、肉体に対して働きかけができません。…
月の作用が弱まると、私たちは精神的になっていきますが、しかしその分、身体はどんどん虚弱になっていきます。
生身としての自分ということを考えるときには、月のことを重視しないといけないのです。
 


〜「月星座 占星術講座」本文より 〜
月を人間の感情という面で考えてみると、月は最も低い次元にあるたぐいのもので、それは他者を理解せずに自分の気持ちの中に没入することや、否定的になること、自分だけが不当な扱いを受けているという疎外感、執着心などを表しています。…
人間が月を内面的なものとして自分の内側に取り込むと、月は重く否定的な感情を作り出し、その人は確実に怠け者になり、いつも感情にひきずられ、ものごとを素直に見ることさえできなくなります。
ところが、月を外に吐き出して対象化されたものとしてみなしたときには、それは非常に高度で柔軟な気のエネルギーとなり(神智学ではこれをエーテル体といいます)、直接見ることができるようになります。
これは月に対して、「これはわたしではない」と宣言するようなものです。
自分自身と同一化しているものをわたしたちは見ることができませんが、同一化していないものは対象化され、観察できるからです。
 


不安定な感情に没入してしまうのでなく、客観的な視点でネガティブな感情を見つめて対策を考えることが大切ですね。
月があるハウスやサイン、そして月が支配星となる蟹座のハウスに注目してみると、自分を安定させる手立ても見つかるかと思います。

 
私の場合は、ASC蟹座で月は4ハウス、昨年は家の周囲が工事しまくりの状況だったのも、気分が落ち着かない要因だったのですが。
工事の音や振動もですが、職人さんたちの大きなしゃべり声も、結構気になるのですよね。
騒音対策に、ヘッドフォンでCDをよく聴いておりました。
ノリのよい音楽も心躍って気が紛れるのですが、意外と自律神経によかったのかも?と感じたのが、このヘミシンクのCD。


 「ハートソング(Your Heart's Song)」   
    Monroe Product

 
あなたのハートソング(心臓の歌)の振動に同調して、あなた自身と人生の目的の大きな意味をより強く感じ取り、優雅に堂々と生き、愛を放射しましょう。
言葉によるガイダンス付きのエクササイズでバリー・ゴールドスタインは、ハート(心臓)のエネルギーに結び付く方法を伝授します。
それにより肉体とエネルギー体の双方の力を補充しオーラを明晰にします。 (63分)
 


このCDを選んだのは、まず中古で半額で売っていたこと(笑)ですが。
ヘミシンクの効果についてはあまり実感ないのですが、このCDの内容は呼吸法のレクチャーでしたので、ちょうどよかったのです。
寝落ちもしますが、頭頂部が温かくなるような、目の前がすごく明るくなるような感覚になったこともありました。

ヘミシンクに頼らずとも、普段から呼吸法を心がけていれば血圧などの自律神経も整い、感情も落ち着く効果があると思います。
呼吸を意識することは、「月」をコントロールするのには、かなり有効でしょう。
ま、心身が改善した一番の方法は、仕事を辞めたことなんですけどね〜(笑)