お花見トレッキング

 
今年の春休みシーズンは、お天気のよい日が続き、あちこちで春の花々を愛でる機会にも恵まれましたね!

先日、樹齢推定600年の“孤高の1本桜”を拝みに、福智山へトレッキングに出かけてきました。
ありあわせで急きょお弁当を作り、11時前に駐車場に着きましたが、すでに車でいっぱい…
福智中宮神社の近くにある駐車場に車を停め、ぐるっと降りて登山口まで歩いて10分ぐらいでしたか。


  
  上野越えルートで、「寅尾桜」→「源平桜」→「白糸の滝」
    のコースで行くことに決定!
    
   
    

  
  石がゴロゴロの山道を登っていきますが、
  勾配はわりとゆるやかなのでそんなにきつさはないです
 

登山口から20分くらいで、“孤高の一本桜”の「虎尾桜」に到着です!
「虎尾桜」はエドヒガンと呼ばれる希少種の桜だそうで、福岡県下のエドヒガンでは最大最古ということ。
発見された当時は枯死寸前だったのを、住民ボランティアグループの保護活動で息を吹き返した“起死回生”の桜の樹なんです。
 
   
  
   杉林に囲まれ、見守られるようにして満開の花を咲かせた「虎尾桜」の姿は、
   舞台で静かに舞う演者のよう…
 
  
    

    
  エドヒガンは葉より先に花がつくそうで、小さな緋色の桜の花々が
  枝に群集したように咲いておりました

蘇った「虎尾桜」…弱そうに見えて、すごい力を秘めているんですね。
地味ながらも気高い美しさがありました。
 

「源平桜・八丁分岐」まで下りて行って、平家桜・源氏桜の方へと登って行きます。
途中、沢を渡るなどして、虎尾桜から1時間かからないぐらい?で、「源氏桜」に到着。
「平家桜」は「源氏桜」よりも手前にあったのですが、気づかず通り過ぎてしまったので、帰りに発見できました。

緋色の桜の樹が「源氏桜」、白っぽい桜の樹が「平家桜」と、紅白の一対のエドヒガン桜で、樹齢は約200年なのだそう。
源氏と平家の旗の色にちなんで「源平桜」と命名されたそうですが、史実では源氏が白で平家は赤の旗色なのを、「争いごとのない世であって欲しい」という願いを込めて、色を取り換えた名前がつけられたのだそうです。

    

  
  上が「源氏桜」、下が「平家桜」  
  あまり色の違いがないようにも感じましたが…それも平和的でいいのかも

  
  小ぶりの桜が綺麗!なのですが、高い位置にあってよく見えず…
  花の姿はこんな感じ


「虎尾桜・八丁分岐」まで戻って、白糸の滝方面に下っていきます。
木々の根やロープをつたうような細い岩肌の道もあって、なんともアトラクションみたいな下り道でした。
 
    
  砂利で滑りそうな岩肌を降りていきます     

  
  裾野の景色も楽しめるルートです

  
  ヤマタノオロチのような樹にも出会えて楽しいです
   
   
  レトロちっくな「かじか橋」と水しぶきの白さが輝く「白糸の滝」

  
  水音を聴きながら歩くのは心地よいですね

    
  「福智中宮神社」でお参り
 
  
  山中の無人の神社は鳥の鳴き声と風にそよぐ葉の音だけで静かですなあ


マイナスイオンたっぷりのパワーをいただき、春を感じるトレッキングを満喫できました(喜!)