『トランシット占星術』を読んでみた…



 『トランシット占星術
  松村潔著 説話社


この本、購入してから何度か読んでみてはおりますが、なかなかの内容で難しい…。

それぞれの天体がトランシットでハウスにきた場合の説明もあるのですが、前半部は主に地球グリッドやレイラインエーテル体、といったことに説明が割かれております。
で、後半は、通常の占星術で扱う太陽系外の、はるか彼方にある無数の恒星が出生ホロスコープに及ぼす影響、『恒星パラン』の説明が繰り広げられております。
読み応えたっぷりなのです。

本の内容を説明すべく尽力してみますと…

惑星(地球)には、グリッドという立体幾何学図形のネットワーク網がくまなく張り巡らされており、そのグリッドは地球にとって、流動的な濃密な気であるエーテル体のようなものである。
そのグリッドの境目や頂点などの継ぎ目は「脆弱な縫合部分」であり、物質的には弱いが上位のエーテル体の力が働く部分で、外部からの影響が持ち込まれやすい場所らしい。

地球上にある聖なる場所や特別な山、磐座などのパワースポットやレイラインがあるという所は、大もとは“地球グリッド”の力線、ということになるそうで。
つまり本来のパワースポットとは、物質的には脆弱で人間が住むには安定しない、災害や事故などが起こりやすい場所なのだ、ということですね。

この地球グリッドの力を取り入れるには、人間のエーテル体の網の目が身体全体に整然と取り巻くような状態を作る必要があるらしい。
エーテル体の網の目は、怒りの爆発とかアルコールや薬物中毒、過剰なショック体験などで破れてしまい、こうなると妄想に取りつかれたり、感情が不安定になったりで、それは身体を取り巻くエーテル体が安定してない状態ということ。

身体のエーテル体を強化するには、地球グリッドの太いラインの力を取り込むべく、パワースポットに出かけてみたり(春分秋分夏至冬至の日の太陽パワーをいただく)、自分のホロスコープのアングルにトランシット天体がきた時をねらってパワースポットに行ってみる、などするとよいらしい。

ホロスコープのアングル部は、個人が生まれた場所を中心とした太陽の日の出・正午・日没・真夜中を示し、それは春分夏至秋分冬至の構造の雛形を1日の中に持ち込んだものなので、“外から影響が入り込んでくる扉の場所”であるわけで。
自分の目的に応じて、ハウスの方位で三角形に場所を移動してみる奇門遁甲的?な方法も記載されておりました。
 
そして、恒星のパランについて。
最近の松村氏の本は(私はまだあまり読んでおりませんが)恒星探索が主流となっているようなので、この本は「恒星について知ろう!」的な初歩の内容だと思うのですが、各恒星の説明があるので知りたい方にはありがたい本です。

「恒星パラン」とは、自分の出生のホロスコープのアングルに天体がきた場合の、同じくアングルの位置にくる恒星を言うようです。
パランというのは『共に上昇する、共にある』といった意味だそうで。
つまり、ASC・MC・DSC・ICに月や惑星が位置した時に、コンジャクション・スクエア・オポジションの角度でアングルに位置した恒星が“パラン”です。

オーブは、ロイヤルスター(レグルス・アンタレスアルデバラン・フォーマルハウト)ならば1度で、それ以外は0.5度で見ます。

恒星の影響が出てくる時期は、ASC(Rising)が20代後半まで(先天的なものや養育の状況)、MC(Culminasion)が20代後半から60代まで(社会集団に関わる期間)、DSC(Setting)が晩年まで(個の解放期)、IC(LowerCulminasion)は死後?や、世捨て人になる時期とか個人を支える集団的無意識との関係をみるようです。
たとえば、金星とスピカがパランの時で金星がSettingの位置だと、それは60代ぐらいの定年退職後から影響が出てくると考えます。

ヘリアカルライジングは、太陽に先駆けて地平線に昇る恒星を言い、その人の一生に影響を与える特性となります。
また、ソーラーリターン図のパランを出すことで、4点の節目で1年を考えてみるのにも使えるそうです。

月はパランにおいて最も重要な天体(身体性としてのエーテル体に恒星の力が持ち込まれるから)で、太陽も積極的なメインの活動として重要、人生の終着点で落としどころは土星で考えるということです。
トランスサタニアン天体については個人的なものとは捉えにくいので、考慮外としていました。
 
 恒星パランは、『astro.com』で調べられます。
 自分のホロスコープを作り、「方法」→「特殊チャート」を選び、「ご希望のチャートを選択してください」で、
 「Parans according to Bernadette Brady,PDF」を選択すると、表示されます。

私は金星に8個の恒星パランがあり(月ともパランで)、たくさんリンクする場合はバラエティを意味するそうで。
ヘリアカルライジングは、“夢見”のフォーマルハウトですし(フォーマルハウトは金星ともパラン)、ファンタジーとか神秘的なもの、ワクワクするものを楽しみたい(金星)性質、そして“アウトサイダー”のデネボラは、ヘリアカルセッティングや水星のSetで出ておりますので、歳を重ねるにつれて世間から疎くなっている行動や思考の現状、そのまんまな感じはありましたね…(笑)
ファーシーズやアルタイルといった強気で突き進むようなイメージの恒星パランが、太陽や月や土星にあったので、意識してみるといいのかも。 
“落としどころ”の土星では、社会的なUpperの位置で「継続、安定」のルクバトがパランなので、私が社会的に行き着くところはコツコツと地道に継続していくこと、なんでしょうねえ(笑)
 
恒星の影響を感じるには、太陽系の太陽の意識(全惑星意識)になっていることが必要ですし、私自身そこに至ってるのか?という感じなので、ふうん〜…という印象ではありますが。
自分のホロスコープ上の恒星パランを調べてみるのも、面白いと思いますよ!