春分の日を迎えて・・・

先日、21日は春分の日でした。

『自然をたたえ、生物をいつくしむ日』ということ。

西洋占星術では、1年がスタートする日、となりますね。

 

西洋占星術では、太陽の通り道である「黄道」と地球の赤道面を天球に延長した「天の赤道」が交わる2点のうち、太陽が南から北へ交わる点を通過した瞬間を、春分点牡羊座0度)と考えます。

その360度の黄道を30度ずつ12区分したものがホロスコープのサインであり、これは現実の天球上の星座位置を示しているわけではないのですね。

現在の実際の春分点春分の日に太陽の背後に見える星座)は、牡羊座ではなく魚座付近となっているそうです。

すでに水瓶座に入っている、という方もいらっしゃいますし、魚座水瓶座の境目付近、「秋の四辺形」とも「ペガススの四辺形」とも言われる四角形の左上の恒星「アルフェラッツ」付近という記述もみましたが、とにかくその辺りが実際の春分点の星座となるようです。

 

春分点にある星座が、年を経る毎にじんわりとずれていっているのは、地球の歳差運動によるものです。

地球は地軸を中心に自転しながら、太陽の周りを公転しているのですが、その時に地軸が首を振るわけですね。

コマをまわした時に、軸が円を描くように“すりこぎ運動”をしながら回転している感じで。

地球軸の先端は25800年で1回、回転するのだそうです。

なので、地軸の北を指す北極星は、現在はこぐま座ポラリスですが、およそ12000年後には、北極星は琴座のベガになるということで。

壮大な話ですな…。

 

その歳差運動を発見した後の占星術では、黄道上を恒星が徐々にずれていく事態を考慮して、春分点牡羊座0度と意図的に割り当てたのですね。

その結果、太陽が通るサインは毎年ほぼ同じになり、占星術のサインのイメージは季節観と結びついたものになっている、ということです。

 

インド占星術などでは、実際の星座の牡羊座辺りをそのまま牡羊座と固定する方法で読むらしく、これをサイデリアル方式というそうです。

これに対し、前述の西洋占星術春分点牡羊座0度の読み方を、トロピカル方式と言うそうで。

サイデリアルではトロピカルに対し、23度近く(これまた説が様々なようなのではっきりしませんが)魚座側に戻る度数でホロスコープを作成するようですが。

サイデリアルかトロピカルか、はどちらにもそれぞれの整合性があるのでしょうし、比較して考えない方がいいのだろうな、と感じました。

インド占星術の本をちらっと読んだこともありますが、室の状態を重視するような印象がありましたし、西洋占星術とは似てるけど根本的には非なるもの、という感じかと。

 

ちなみに、松村潔氏の著書「占星術研究会」によりますと、

そもそも、実際の星座が私たちの人生に直接的な影響をもたらすことは珍しく、むしろこの黄道という360度の円を12の区分に分割した幾何図形としての分割システムが私たちの生命サイクルにとって、ある有効なリズムを作り出しているからです。

そこで、占星術で使われる星座の意味も、この12に円を分割したシステム内での星座の順番や、幾何図形的な位置関係によって発生します。 

ということ。

西洋占星術は、数秘や幾何図形などの精神哲学をベースにして、シンボリックに天体配置を読む、という古代の高度な哲学体系が根底にある、と松村氏はおっしゃっていると解釈しました。 

 

さて、春分点牡羊座0度)のホロスコープですが、基本的には首都東京で見るのだと思うのですが。

沖縄那覇だとASCは♈8度、北海道根室だと♉11度 で、日本列島でも一つのサイン分の位置が異なるわけで、ハウスに落とし込んで具体的にでなくて、俯瞰的に見るのもありかしら、とか考えてみました。

俯瞰的な見方ということならと、ふと恒星パランを調べてみると、太陽に先駆けて地平線に昇る恒星であるヘリアカルライジングは、デネブ・アルゲティでした。

デネブ・アルゲティは『三次元占星術』によると、「法律に関係し正しい判断とは何かを追求する」とありました。

道徳や法則についての意識の高さ、救世主になるための知識や知恵を役立てる、ということで、そういう傾向が日本国の特性としてある、ということなのかな。

これは、アストロニューイヤーとして春分点が及ぼす日本への影響、という風になるのでしょうが、地上での実際の動きとしては建国記念日とかで考えるのでしょうかね…。

 

追記の追記ですが…

ちなみに、北海道でのヘリアカルライジングは、恒星ルクバトになります。

(沖縄では、デネブ・アルゲティで一緒でしたが)

ルクバトは、「舵を取るとか安定した地盤を作り出す、継続する力」といった意味になるようです。

太陽と同じで、夜空に見える星の位置は、地域によって微妙に異なるわけで…。

2つとも山羊座付近(デネブ・アルゲティは水瓶座?)の恒星です。

太陽とrise-riseの恒星はなかったので、春分点の星座というのは、パランを調べてもよくわかりませんでしたね。

 

水星が逆行しているせいか、なんだか思考もこんがらがって、ブログ書き直しも何度もしてしまいました。

春分点について調べつつ、何が知りたくて調べていたのかもよくわからなくなりながら、とりとめもないことを綴ってしまいましたが。

これぞ、牡羊座のスタートっぽさ、ということで…(^_^;)

 

 

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 ダイソーの星座版・・・超アナログですが、星の動きがわかりやすいのだ

春分点黄道と赤道の交点)付近の星座は、魚座や秋の四辺形になってました