朔望月のリズム、天王星の意図

地球から見た時の月の満ち欠けは、太陽と月の位置関係で起きるわけですが、その朔望月のリズムを活かして願望実現を意識する『新月の願いごとを紙に書く』、という方法がありますよね。

新月には太陽と月が重なり、太陽の創造的なエネルギーを月が受け取ります。

そして満月で、太陽から埋め込まれた創造的な意図はイメージとなって形外化されていく、ということで。

 

月については、こちらの本に詳しく書かれていますよ!

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新月の願いごとは、「~したい」という願望的な言葉だと願望を持っている状態が達成されてしまうので、完了形で意図することが大事だということ。

あと、無理かも?といった否定的な想念も否定的な状況を招いてしまうので、単純で明快で純粋な決意、みたいなのがよいということで。

 

この朔望月のリズムは、進行月(プログレスの月)にあてはめて考えることもできます。

進行の新月(進行月と進行太陽との合)が起こるサイン度数とハウスから、現在の進行月の相対位相や、滞在するハウスを考えることで、今の自分のやる気の方向性についてを参考にして、行動を起こす時の時期読みに使えますね。

 

で、右の本(『月星座 占星術講座』~松村潔著~)を最近読み返していたのですが、お!?と思ったことがありまして。

ところで、月と太陽の相対的な位置で考える朔望月があるのならば、太陽の位置を恒星位置で見て、12サインの固定的な座標で考えるという占星術の考えも何かしらおかしいということにもなるかもしれません。

たとえば、天王星と太陽の相対的な位置で、太陽の目的意識や創造心が変化していくなどというカレンダーも作ってみると面白いかもしれません。つまり、天王星がその人の真実の創造心を表しており、太陽はそのために自分ができることを模索している。さらに月は、具体的な記憶で、それに役立つことを引き出すというわけです。 

という文章なのですが。

 

ちょっと気になったので、2019年の天王星と太陽(実際は地球)が合だった“新太陽?”のホロスコープ図を調べてみました。

 

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天王星と太陽が重なったピンスポットを限定するのは難しく、アングルの度数は正確ではないので読みませんが。

太陽・天王星の合は11ハウスにあって、MCとは60度の関係にはあるでしょう。

合の度数は牡牛座3度(数え度数)で『クローバーが咲いている芝地に足を踏み入れる』

もともと持っている資質や肉体的な五感力、当たり前の物質的な生活などに同化していくということで、生産性の3度なのでこの資質を増やしたり減らしたりする、という意味になります。

で、MCに一番近くて高い場所にあるのが海王星

海王星は、火星と月とでTスクエア。

6ハウスの月は対向に12ハウス火星がありますから、抑圧的で興奮しやすい感情も出てきやすく、精神的ストレスや健康面にも注意な感じがありますね。

この月と火星の関係は、裏側から海王星の影響を受けるということになるので、妄想だとか目には見えないものや理由がわからないようなことに巻き込まれるような雰囲気は出てきますか。

海王星は7ハウスの木星ともオーブ広めでスクエア。

社会的な発展性として交友が広がっていきそうですが、夢を見すぎて騙されるとか大げさな雰囲気、も出るような配置かな。

さらに海王星は、8ハウスの山羊座土星と60度にあって、土星冥王星と合。

この海王星の度数シンボルが『巨大なテント』というもので、特定の閉鎖された空間の中で、影響が外にこぼれないようにして探求していく、という意味なので。

これが、一体化した関係性を作る8ハウスの土星冥王星と関わっていますから、大きな圧縮されたエネルギーが閉鎖された空間に充満していくようなイメージがあるかな。

10ハウスには牡羊座の金星と水星が合で、新しい発想の企画・好奇心をくすぐる話題を楽しむような社会、という感じですが、キロンがあるので…。

キロンには高度医療や精神世界などの意味もありますので、そういう知識情報とも言えるでしょう。

 

結果的にですけど、私には何だかこのホロスコープ図は、今の新型肺炎に関わっているんじゃないのかな~と思われたんですよね…。

天王星は11ハウスにあって、未来の希望や博愛的なところにあります。

MCがある魚座初期のサビアンシンボルは、魚座の0~5度だと「流通」で普遍的な価値の交換や流通、魚座6~10度だと「奉仕」で大きな犠牲を払うことで別の大きな価値の獲得に入れ替わる、となってきます。

地球の人たちが共通の問題(肉体的資質や生活物資の増減)に直面することで、横繋がりの情報交換網を築き、流通や奉仕的活動についての新しい価値観について意識した未来を考えていく必要性がある、ということが天王星の意図になるのかもなあ…と。

 

明日未明の魚座新月は、この天王星・太陽合のホロスコープ図ではMC付近の魚座5度で起こります。

これは、天王星と合だった位置からは25相の相対位置にある太陽での新月です。

天王星と合だった位置を1ハウスのスタートと考えると、新月魚座の位置は11ハウス的なので、どこでも通用する理念をめざすような位相。

現在、新型肺炎はある一定の場所じゃなくどこにでも起こりうる感染症として認知されましたし、経済流通のあり方や医療従事者の労働体制などについても、世界規模での大きな課題として広がった、ということかな…。

この考え方で読めば、4月の終わりには天王星と太陽が重なって新しい天王星の意図が太陽(実際は地球)に注がれますので、その頃には新型肺炎も何らかの終息状態を迎えられるのかも?しれません。

 

ついつい、私は感染症天王星を繋げて考えてしまいましたが。

とりあえず、明日の新月には「新型コロナウイルスの感染が終息したぞ~!」と(しっかり過去形で)、ノートに書いてみます!(笑)