北斗宮(福岡県嘉麻市)

朝晩は気温がガクッと下がって冷えこんできました。

日中の太陽の暖かさをありがたく感じますね。

 

ちょっと前のことになりますが、福岡の嘉麻市にある『北斗宮』を参拝しましたので備忘録を。

こちらは、大楠があるということと神社名が星にまつわるので、気になっていた神社です。

 

f:id:small-eco:20211129154110j:plain

 

北斗七星や北極星を信仰する妙見信仰の神社なのかな?と思っていたのですが、神社にあった由緒書きを読んでみると、多分由来は関係しているようです。

が、今はそういう訳でもないような?で、ネットで調べてみましたが、よくわからなかったですね…。

 

由緒書きによると、天智天皇飛鳥時代北斗星を厚く信仰していた若木連(わかぎのむらじ)という人が、益富山(北斗宮の東南の方角)に北斗大明神として勧請し、延命長寿・縁結びの神として尊崇を集めたのが北斗宮の起源、ということのようです。

その後、社殿は現在地に移りましたが戦国時代に社殿は焼失し、御神体は樹齢3千年を超えたという大楠の中に奉安され、武運長久の神として大楠神社として信仰されたそうで、境内には「大楠神社」もあります。

焼失してから2年後に秋月氏によって社殿は再建され、黒田氏が藩主となってからは筑前十五社の一の宮として崇拝されてきたということです。

1871年には社名を「下益神社」と改称し、1967年に現在の社名「北斗宮」に改称したということで、時代によって社名が変わってきているのですね。

石碑に御祭神は、『天之御中主神天地創造の中心の神)、伊邪那岐神天地創造の陽の神)、伊邪那美神天地創造の陰の神)』と書かれてありました。

 

f:id:small-eco:20211129155410j:plain

階段が結構あるせいか?お賽銭箱が階段の前にあるのも珍しいですね 

 

f:id:small-eco:20211129155715j:plain

参道に対して本殿が真正面でないのも珍しいです…

大楠に向かう横道に向かって建っているようですし、そちらが元の参道だったのかもしれませんね

 

f:id:small-eco:20211129160241j:plain

本殿の裏側にあった石祠

天地創造の3神様を祀っているのでしょうか?

で、横道を降りて行きますと、私のお目当ての大楠に会えました!

 

f:id:small-eco:20211129162053j:plain

神々しかった~(´-`*)

 

大楠神社がすぐ近くにあります

f:id:small-eco:20211129162707j:plain

樹の神様に感謝!

 

f:id:small-eco:20211129162935j:plain

 

f:id:small-eco:20211129163046j:plain

樹高約45m、胸高周囲5.8m、枝張り14m

樹齢3千年を超えたという大楠は江戸時代の火災にあったことで、今から60年ほど前に枯れ果ててしまったそう。

現在のご神木である大楠はその子楠ということで、樹齢は600年だそうです。

 

私にとっては『大楠神社』な印象が強く残った神社でしたけどね(笑)

で、北斗宮の近くにあるお酒屋さん「寒北斗」さんにも寄りました。

https://kanhokuto.com/

 

f:id:small-eco:20211129164701j:plain

スッと清らかでほんのりお米の甘みを感じ、美味しかったですよ!