水瓶座満月 新旧の入れ替わり

お盆ですねえ。

「釜蓋朔日(かまぶたついたち)」という言葉がありますね。

旧暦の7月1日は、お盆の魂祭りの始まり(地獄の蓋が開く日)として、精霊が家に向かって出発する日、ということ。

精霊をお迎えするために、お墓までの道を掃除して草を刈って通り道を作っておく(朔日路)そうです。

団子や餅を作ったり、初盆の家では高灯篭を立てたりする地域もあるそうですね。

で、今年の旧暦の7月1日にあたる日は7月29日で、その日はちょうど獅子座新月(朔月)だったのですよね。

そして、その朔が満ちた水瓶座満月を12日に迎えました。

 

 

新月の時にASCにあった金星・リリスがMC付近にきていますね。

お楽しみ・華やかさ・お金・女性性などを示す金星は、満月の直前に獅子座入りしたばかり。

金星は目立つ場所にあって、5ハウスにある海王星の影響を受けて、演出効果で華やかに盛り上がりたい雰囲気ですよね。

ですが、リリスや対向にある冥王星の影響も強く作用しますので、裏側にあるものや隠していたものが表サイドに出てくる、ということにもなりやすいでしょう。

冥王星は3ハウスで、移動や交通、通信・コミュニケーションといった場所にありますし、コロナ、雨や台風、地震などのリスキーなプレッシャーによって、お楽しみの計画が夢のように雲散霧消してしまう人も多いかもしれません。

 

満月軸は1-10ハウスにあって、天王星・ノード軸がスクエアで十字を作っています。

4ハウスの月の近くには土星もありますし、国民は暮らしで我慢や節約生活を強いられそうな雰囲気。

10ハウスにある太陽は政府という見方もしますから、国民の窮状を見据えて改革・刷新する意気込みでの組織づくりに着手しますが、互いの主張を誇示し合うなどで譲歩が難しい、ということもあるでしょう。

満月軸の度数は20度(数え)で、『環境に振り回されない、時間の流れに支配されない』といった意味の度数になります。

月は水瓶座20度でサビアンシンボルは、『大きな白いハト、メッセージの担い手』

俯瞰的に開かれた視点をもつことで、問題を解決するための必要なメッセージがやってくる、水瓶座らしくどんな時でも波動をキャッチするシンクロのような意味があります。

太陽は獅子座20度でサビアンシンボルは、『ズーニー族の太陽の崇拝者』

ズーニー族とは自然を崇拝するネイティブアメリカンですが、太陽は獅子座の支配星ですから内なる太陽を鼓舞し、どんな時でも創造的な活力を呼び起こすことができる、といった意味となります。

どんな状況にあっても、あまり左右されずに力を発揮するような意味の度数にありますから、虎視眈々と進んでいくタフさはありそうですけどね。

未来志向の11ハウスには乙女座の水星があって、ノーアスペクトで純粋な水星力を発揮できそうです。

乙女座らしく実用性や分析力には優れますが、細部にこだわるとか批判的な面も出てくることを考えると、やはり政界は足の引っ張り合いのような状況で、新組織の出足も鈍そうな雰囲気は感じるかな…。

 

医療の6ハウスは牡羊座で、木星やキロンがあるのが救急医療体制がひっ迫しそうな雰囲気を感じますが…。

火星は牡牛座の8ハウスにあって、3ハウスの冥王星、5ハウスの海王星と小三角を作っています。

牡牛座の感性を研ぎ澄ましてビジョンが降りてきやすい配置かなあと思いますし、感覚的にもどっぷりはまりこんで、芸術・動画・通信などインパクトあるものの制作活動ができる…という感じでしょうかね。

別の視点で考えると、トランスサタニアンがからむ小三角で8ハウスの火星なので、死や破壊などによって受ける遺産や負債に対して、極限的で大きなエネルギーを費やす、という風にも考えられるかと思いますが…。

もうすでに様々な災害が各地で起きていますが、この満月図はハードな印象ですし、気をつけて過ごさねば…というところですね。

 

さて、私は盆の里帰りを早めにすませてきました。

帰省当日に抗原定性検査をしたので、もしここで陽性が出たら宿のキャンセルは全額だなあ…という心配もありましたが、大丈夫でよかった。

お墓の掃除がメインの帰省だったのですが、うちの墓地は山手にあるので、草やツタのはびこりが凄まじく、お墓周辺の通路の草刈りからやったので暑いし結構大変でした。

自分があまり把握していなくて予定外ということでは、旅割やGo to クーポンを併用して実質1~2割負担で宿に泊まれてラッキーでした。

昔から人気のある温泉宿なのですが、私が泊まった時は平日でしたし客は少なくて温泉も入り放題でしたし。

宿の方に「お盆は忙しいことでしょうねえ」と話したら、コロナが一人出たということで団体客は全員キャンセルになってしまって…と話されたので、とても気の毒でした。

 

墓掃除の翌朝に親戚や親を墓参りに連れて行ったのですけど、年老いた親には厳しくなってきた場所だなあと感じましたし、社交的だった叔母がコロナと年齢のせいで鬱っぽくなり眠れず病院に通っているという話を聴いて、時の流れをヒシヒシと感じましたね…。

そして祖父母の空き家を取り壊して更地にした跡地にも行ってみたのですが、これまた草がぼうぼうになっていて、「草、おそるべし~」で。

自分が子どもの頃に溌剌としていた人や場所が変わっていくことの寂しさと、時の流れや場所に関係なく伸びていくたくましい雑草力を感じましたね。

『夏草や 兵どもが 夢の跡』・・・

時代や場所を超えても描写や想いが通じる俳句や川柳など、短い言葉に凝縮して表現した偉人たちは、あらためてすごいなあと感じ入ります。

私にとっての今回の満月での獅子座金星の印象は、夏草だったかもな…。

 

9月の父の誕生日に向けて、里帰りした甥や姪たちと相談しながら、また動画のプレゼントをしようと創作に取り組む機会ともなりました。

天王星土星の組み合わせは、新旧の入れ替わりみたいな意味もあると思います。

時の流れを感じつつも俯瞰的に見つめながら、今の景色をあじわい楽しんで過ごしていきたいものですね。

 

アボカド成長記録

2月に種の水耕栽培を始めてから50cmくらいになりました!

留守にしていた間に葉がしょぼんとしてしまいましたが…

太陽の光を浴びたら、また元気になるかな🌞