「牡羊座」を考えてみる

 
3月末からとても忙しくて週6で仕事に入っていました。
朝から夕方というか夜まで、子ども相手の仕事なので結構ヨレヨレな日々。

四柱推命では、春(2〜4月)は木気を帯びた季節であり、日主が土の私にとっては剋される(が成長もできる?)季節となります。
そうでなくても今年の暦は乙未で木気が強い年まわりであり、春にきつそうなのは覚悟していたのですけど。
まあ「土もそれなりの力を保っているので大丈夫だ〜やれるぞ!」と自分に言い聞かせて何とか頑張ることができました。

ちなみに五行の木は私にとっては官であり、官は仕事も意味しますが女性にとっての夫も意味し、実際旦那も朝から晩まで忙しくて体調不良となり、そのことが私自身にもストレスを及ぼしていたわけで、四柱推命は(自己解釈ですが)なかなかあなどれないものです。

忙しい毎日でゆっくり趣味に没頭する時間もなく・・・、ストレス解消法は時間を見つけての読書タイム。
ネットで、2冊の古本を購入してみました。

  
 どちらも松村潔さん著のサビアンシンボルに関する本

サビアンシンボルとは、西洋占星術でのサイン360度すべてに象徴的な詩句と象意があてがわれたものです。
出生時のホロスコープに、どのサインの度数に何の天体があるかで個人のイメージを解読していくという占星術です。

これは主観の捉え方次第でいろいろ受け取れるので人様を占うのはかなり難しく、よほどの感受性がなければ的外れな見解を出してしまうかと思われますが、自身を振り返って考えてみるにはなかなか興味深い解釈ができるかと思います。

はっきり言ってこの松村氏の本は素人にはやや難解であり(特に牡羊座の本)ぶっ飛んでることも書いてて??な印象なのですが、自分に関わる度数の説明は何故かよく理解できたのだな。
 
私のホロスコープ牡羊座には、太陽をはじめ4つの天体が入っています。
そして社会生活の肩書きを意味する10ハウスでもあるので、かなり牡羊座サインの影響は強いのです。

しかし、どうにもこの牡羊座の性格が自分にはあてはまらないという気がずっとしていました。
牡羊座と言えば「行動力、正義感、自分本位、スピード、衝動性、積極的、新しいことを始める、勇気・・・」といったキーワードなのですが。

どちらかというと自分は、先を見通して動く方が安心ですし、周りの空気間に敏感であり人の思いを尊重してしまうタイプであると思っています(自分では)。
これは多分、てんびん座にある月(太陽とはハードアスペクトな180度の位置)の性格が強く出ているのでしょう。
   
とはいえ、やはり社会の肩書きを意味する10ハウスであることや、基本的人格(自分がやりたいこと)を示す太陽が牡羊座にあるということは、牡羊座的であることをめざした方がいいのかなあとも思うのですな。

そういう場合に、サビアンシンボルはよいアドバイスをくれた気がします。
サビアンシンボルでは、それぞれの惑星が位置する座標は30度で繰り広げられる牡羊座のドラマの一過程であり、「ザ・牡羊座」的な中にも自分に当てはまるニュアンスを見つけられ、牡羊座を自分の中に落とし込める気がしました。
 
ちなみにカルミネートとなる水星は牡羊座7度。
サビアンシンボルは、天体の度数+1度で見るので牡羊座8度のサビアンシンボルは・・・。

 「リボンのついた大きな女性用の帽子が、東風になびいている」

これは松村氏の本によると、
「非常に敏感なタイプの人だといえる。霊的なアンテナがいつも柔軟にはたらいていて、さまざまな目に見えない力に対しての識別力や判断力を鍛えるのがテーマ」という意味をもつ度数だということです。

水星は、学習能力・知性やコミュニケーションの個性を意味します。
霊的なアンテナが働いているとは思いませんが(怖いしそんな力は欲しくはないかも…)、今の仕事で関わっている子どもたちは特性が強く、彼らの感受性などをキャッチできるようにアンテナを立てて寄り添う努力はしているかもしれません。

そしてこのシンボルを知ったおかげで、今なぜか占術を夢中になって勉強しているのが今後社会性につながっていくかは?なのですが、継続して取り組んでもいいのだ!と、背中を押してもらえたように思いますね。