七夕の願い事

今日は七夕。

七夕と言えば、天の川を隔てて離ればなれになってしまった織姫と彦星が、毎年7月7日の日にだけは会うことができる、というロマンちっくな星物語ですね。

 

夏の夜空を彩る天の川には、琴座の織姫(ベガ)と、鷲座の彦星(アルタイル)が見られます。

この2つの星と、白鳥座(二人の橋渡し役となるカササギ)のデネブ、を結んだ三角形を「夏の大三角形」と呼びますね。 

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七夕は、旧暦の7月7日(新暦だと8月7日あたり)に、お盆前の年中行事とされていたのが、明治時代以降の改暦で新暦の日にちに合わせ、現在の7月7日になったということです。

なので、地域のお祭り行事としては、旧暦の8月に「七夕祭り」として実施される場合も多いですよね。

 

新暦だと梅雨時期になるので、天の川が見える確率は少なく、七夕の日の月齢もその年によって異なるのですが、旧暦の七夕の日では必ず上弦の月になるので、月明かりの影響も受けにくくて雨である確率も少なく、天の川が拝める確率が高くなるとか。

ちなみに、七夕に降る雨を「催涙雨(さいるいう)」または「洒涙雨(さいるいう)」といい、織姫と彦星が流す涙だと伝えられているそうですよ。

Wikipediaより~

 

子どもの頃、毎年のように短冊に書いていたお願いは「背が高くなりますように…」でしたが。

残念ながら、叶うことはなかったなあ(笑)

“願いは引き寄せる!”という「引き寄せの法則」がありますが、どうにもならない肉体的な願いごとについては、神様も「あきらめなさい」ということですよね。

 

禅の師である道元の言葉に、「放てば手にみてり」というのがあります。

欲や執着を手放した時、本当に大切なものが手に入る、ということです。

あきらめた時に、今までは気づかなかった視点、素晴らしさを発見することもあるでしょうね。

 

背が伸びることをあきらめた、今…。

服を作るのに、布が少なくてすむことに気づきました~ありがたや~!

いやいや。こじつけてみたけどむなしい…(^_^;)

 

今夜は新月から4日目ですし、雲がかからなければ星もよく見えるのでは?

あきらめることにも慣れてきた今、願いを短冊に書くなら何と書くでしょう。

星を眺めながら、やっぱり叶えたいこと、もう手放しましょうということ、『願い事』について、ぼんやりと考えてみますかねえ…。