洗剤ジプシー

私のはてなIDは「small-eco(小さなエコ)」としておりますが、実のところ「エコ意識」は、かなりゆる~いものでして。

洗剤使用についての、その“小さなエコ観”を綴ってみます。

 

地球環境を考えつつ、使用する洗剤などについても色々とジプシーしてきましたが。

今のところは、食器用洗剤については「フロッシュアロエヴェラ」、洗濯用洗剤については「ヤシノミ洗剤」(結局は合成洗剤)に落ち着いております。

 

まず食器用洗剤についてですが。

石鹸系の洗剤も使ってみたことはあるのですが、何度も石鹸液が詰まって中身が出てこない、ぬめりで手を滑らせる、値段も高め…ということで、環境にはいいだろうけど自分が使いにくい、ということで続きませんでしたね…。 

フロッシュについては、

①自然界に存在する微生物によって水と二酸化炭素に分解され、ほぼ100%が自然に還るということで環境に優しい

②ノンアルコール処方で弱酸性なので、手荒れが軽減

③植物由来の洗浄成分であり、水で薄めても泡が立つし泡切れもよい

ということで選んでいます。 

フロッシュには何種類かあり、洗浄力強化タイプの「ブラッドオレンジ」と「重曹タイプ」も使ってみましたが、洗浄力が上がるということは界面活性剤の濃度がスタンダードのものより倍近くなるということで、何となくやめました。

スタンダードなフロッシュ  9 %
洗浄力を強化したフロッシュ 17 %

 

私は水で薄めて使っているのですが、スタンダードなアロエヴェラは原液でも肉料理などの動物性脂肪の汚れは落ちにくいです。

なので、油汚れ用に重曹水を作っておき併用します。

油汚れは軽く拭き取った後、重曹水を皿にざ~っと注いで馴染ませてからだと、薄めた洗剤でもしっかり落とすことができます(よく泡も立ちます)。

ちなみに、洗剤を水で薄めると雑菌が繁殖するということですが。

私は雑菌とは共存覚悟?で、そこのところはあまり気にしてないので…(^^)

 

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我が家で使っている洗剤たち

「arau」の容器を再利用し、中身は重曹水を作って置いてます。

「arau」容器のキャップが使いにくかったので、以前使っていた「ヤシノミ洗剤」の

ボトルキャップを再利用して付けていますが(笑)

水垢などの洗浄にはクエン酸水を(クエン酸+水で自作)

 

洗濯用洗剤は、「ヤシノミ洗剤」を使っております。

界面活性剤32%の合成洗剤です。無添加・生分解。

洗濯用についても、石鹸洗剤を使ったことはあるのですが、旦那の作業服(黒っぽいのが多い)に石鹸カスが付きやすい、今の家の構造上で風呂の残り水(温水)が使えないため面倒になり、やめてしまいました。

 

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キャップ半分ほどで45L(水量)の洗濯量が洗えます

なにより肌の痒みも出ないのが私にとっては選択(洗濯?)の決めてです!

 

 

洗剤には「酸性」「中性」「アルカリ性」があり、汚れの性状によってPHの中和作用を利用して落としていくのですよね。

油汚れや皮脂は酸性の性質なので、アルカリ性の洗剤で落とす。

水垢などはアルカリ性の性質なので、酸性の洗剤で落とす。

純粋な石鹸は全てアルカリ性であり、合成洗剤はPHを調整して洗浄力も強化した、酸性もアルカリ性の物もある洗剤です。

合成洗剤では、人間の肌と同じ弱酸性の性質を持ちながら洗浄力をもたせた洗剤などは、酸性(油)の汚れをしっかり落とせないとか洗浄成分が分解されずに残る、などの弊害もあるわけです。

で、アルカリ性の石鹸も、使いすぎによっては肌の皮脂を取りすぎてしまうことになりますよね。 

 

私が洗剤使用について心がけているのは、使い方です。

『なるべく使用量を減らす』ということです。

環境に良いと言われる石鹸を使っていても、泡立たないとか落ちないとかで、たくさん使ってしまえば、排水量も増えてしまうわけですから。

そして、重曹クエン酸(酢)などのPHの化学作用を上手に使っていくことで、洗剤の使用量を減らしていくことができますよね。

生物と環境とが共存していけるために、人間が研究を積み重ねてきた化学があるのだろうし、普段何気に使っている洗剤について理解して選択する、ということがまず大事かな、と。

「 地球にも人にも、優しく都合よく…」が、両立できたらいいのですけどねえ。