プランターで育てていたパセリにキアゲハの幼虫が住み着き、しょうがなくパセリを育てるのはあきらめて、幼虫の成長の様子を観察しておりました。
ですが、間もなくパセリは全て食べつくされてしまったのです。
幼虫たちが食べ物を探して、あちこちと移動を始めたので不憫に思い、パセリの苗を買うべく道の駅やホームセンターを探しまわったのですが、近所の店では見つけることができませんでした。
しかたなく、道の駅で売っていたパセリ、葉っぱがついた人参、三つ葉やセロリなど、キアゲハの幼虫が食べると言われる野菜を買ってきました。
市販のパセリを与えると、(農薬で)死んでしまうということは知っていましたが、道の駅のなら大丈夫かも?と期待したのですがね。
ダメでしたね。どの野菜も全く食べようとしません。
人間には全く問題はない、微量の農薬が使われているのでしょうね。
幼虫は、その時には2匹になっており、飢餓で弱っているようでした。
何とか農薬を落とす方法はないものかと調べてみると、塩や酢、重曹で洗う、というのをネットで見つけたので、塩荒い+すすぎ、酢洗い+すすぎをし、さらに浄水で何度も洗い流したパセリを近づけてみると、ムシャムシャと食べ始めたのです!
幼虫は2匹とも、寝る→モリモリパセリを食べる、を繰り返し、糞もしていたので、よかった~!と思っていたのですが。
数日後には、食べている様子も見られず、動きが鈍くなってしまいました。
それで、遠くの道の駅まで出かけ、とうとうパセリの苗を見つけ、3鉢買って喜んで帰ってきたのですが。
そのパセリを食べることもなく、2匹とも死んでしまいました…。
やはり洗ってはみたものの、残留農薬によって中毒を起こしたのでしょうね。
しょんぼり…残念な結果となってしまいました。
しかし、野生の幼虫が蝶になる確率って、すごく低いんじゃないでしょうか。
なんだか、蝶を見る目が変わりました。
パセリが食べつくされた時に、「キアゲハの幼虫を救うには?」について、禅タロットを引いていたのですよね。
3枚引きで出たカードがこちら。
1枚目は水のクイーン「受容性」 のカード。
ありのままを受け入れる、慈悲の感情、といった意味。
2枚目は雲の2「統合失調症」のカード。
どちらも選べない、心配事が邪魔をしている、といった意味。
3枚目は虹の5「アウトサイダー」のカード。
孤独感、思い込みに囚われている、無力感、といった意味ですね。
キアゲハの幼虫を育てようと受け入れてはみたものの、先に進むための方法がなく途方に暮れ、一歩踏み出せない無力感…みたいな雰囲気の結果でして。
このカードを引いた後に、パセリを洗ってみて元気よく食べてくれていたので、一歩踏み出せて救えたってことかもな、と思っていたのですが。
やっぱり、思い込みの無力感に終わってしまったなあ…。
ところで、一昨日の晩は満月でしたね。
牡牛座(月)・蠍座(太陽)での満月。
牡牛座は個人的な資質や五感能力、蠍座は深い侵入力や一体感。
満月度数の20度は、状況に振り回されず、浮き沈みなく安定して取り組むことができるような意味があります。
牡牛座20度:「雲を作り運び去る風」
蠍座20度:「二つの暗いカーテンを横に引っ張っている女」
サビアンシンボルの意味から考えると、潜在意識からの情報を五感を通してキャッチする、それをどんな状況でも実践できるようにする、みたいな感じですかね。
10月28日の蠍座新月後、キアゲハ幼虫の飼育に、これまた空回りな動き、徒労感は続いたのですが。
状況に関係なくタロットのメッセージはキャッチできていた、という満月の結果?は得ることができたってことだろう、ということにしておきます…。
来年の春、どこかで羽化できたキアゲハが舞う姿を見たいものですなあ。