「最新占星術入門」

雨の勢いが、なかなかおさまりませんね…。

大雨による被害が、これ以上拡散していかないことを願うばかりです。

 

さて、今日の夕方には水星が乙女座入りし、明日は月も乙女座に入って新月を迎えます。

明日の新月では、乙女座に5天体があって乙女座祭りなのです!

乙女座と言えば、自分を周囲の環境に適応させるための修練や実務能力に優れたサイン、健康管理なども示します。

乙女座に天体が集まってきている影響なのか、私はちょうど自身の健康診断があったので体調(体重)管理を心がけておりましたが。

 

で、健診の“待ち時間”を過ごすのに古本を購入しました。

こちら、松村潔氏の『最新占星術入門』

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1996年の初版本なので年季が入ってますが…(500円と超お買い得!でした)

今年の8月には、この本の「決定版」が再出版され、付録の天文歴などが新しくなってるようですけど、内容的には変わってないんじゃないのかな?

 

以前、この本は図書館で何度も借りた好きな本でした。(が持ってなかった)

この本と神谷充彦氏著の『詳解 月の正統西洋占星術』を図書館で読んでから、西洋占星術にどっぷりはまっていったのだよな…。

その後引っ越したのと、図書館には置いていない占星術本ばかりを買いあさっていたので、この本は久~しぶりに読んだのですが、新たな気持ちで読めました。

 

この本でありがたいのは、ハウスとサインの組み合わせの象意があることです。

ハウスとサインの組み合わせについて書いてある本というのは、ほとんど見たことはなくて(まついなつき氏の『しあわせ占星術』に少し書いてるくらい)、貴重です。

ハウスとサインの組み合わせの象意について、自分で考えてまとめてみていたのですが、答え合わせの意味でかなり参考になりました。

 

あと、ASCとMCのサインの組み合わせについて書いてあったのも、おぉ~!って感じでしたねえ。

私は生まれた時間が正確ではなくて、MCが牡羊座魚座かがよくわからないのですが、今回読んでみてやっぱり魚座っぽいかもなあ~と感じました。

 

ちなみに、『ASC蟹座、MC魚座』のところに書いてあったのは…

蟹座と魚座は、ともに水の星座で、繊細な共感能力、女性的な心配りが特徴。現代社会の冷淡さ、機械的な効率性に反発し、人の心の温かさで結びつくユートピアをつくり出したい願望・・・

これは、私がこれまで働いてきた職場では、そうでありたいなあと考えながら働いていたところがありましたので。

ま、私自身は、牡羊座と天秤座の活動宮・男性サインに天体を多くもつので、実際のところは繊細さというよりは、ドタバタとおっちょこちょいな感じなのですけどねえ…。

支配星のエネルギーの流れについても丁寧に説明が割かれていますし、要点がたくさん詰まった本だと、あらためて思いましたね。 

 

この本の最後の章に書いてあることが、初心忘るべからずと言いますか、“星読み道”とは、そうあるべきなんだなあ…と感じたところで。

重要なのは、ひとつひとつ均等に点検していき、最後に、ホロスコープ全体をひとりの人物像としてイメージ化して、まとまりの絵になるか、ということです。・・・

一部が気になっても、それをいったん脇において、全体として読み進めましょう。これはホロスコープ技術の習得によって、もうひとつはその人の人間に対する注意力の発達の問題です。占い技術が上がったからといって、人間のことをちゃんと読めるようになれると保証することはできません。

 

ということで。

明日の新月図について、ちょっと考えてみますと…。 

それこそ乙女座に5天体が集中するので、そこに目がいってしまうのですがね。

さらに新月は、牡牛座の天王星山羊座土星冥王星)とのトラインとなっているので、地の元素の実際性といった着実さは、かなりありそうですよね。

ですが、乙女座の対向には魚座海王星、90度の位置にある射手座の木星と、乙女座天体は9月以降順次Tスクエアを作っていくというのがあってですねえ。

射手座も魚座も地上から離れていくようなサインに拡大天体、それもそれぞれの天体のナチュラルサインに在室…っていうのはなあ。

目の前のことをやらなきゃいけないのに、気もそぞろで夢や思想にうつつを抜かす乙女座にもなりやすいっていうことになるのかな。

これは、精神的な広がりを取り入れながら、柔軟に様々なことに対応して地に足つけていく乙女座、という方向を目指すといいのでしょうけどね。

乙女座は『木を見て森を見ず』と言われるぐらい目の前のことだけに集中しすぎてしまうところがあるので、逆に射手座と魚座の“集中をそがれる感”、を上手く活かしていくとよいような気はしますね。

 占いの勉強をするには、とてもよさげな雰囲気の9月となりそうです!