首里城の火災

10月31日の未明、沖縄の首里城で火災が発生しました。

映画のような大炎上の映像が衝撃的で、しばしテレビの前から動けませんでした。 

 

首里城には、かれこれ15年ほど前でしょうか、沖縄に友人が住んでいた時に行ったことがあります。

平和記念資料館、城跡であるグスク、鍾乳洞、美ら海水族館などなど、様々な沖縄の名所に連れて行ってもらいました。(ありがとうございました<(_ _)>)

沖縄の風土に流れる独特の雰囲気は大好きで、住んでみたい憧れのような思いもあります。(三線も持っていて、「島唄」「アサドヤユンタ」など弾けますよ)

 

首里城火災時のホロスコープ図(那覇市

(出火時間はネットニュースの10月31日2:40という記載を参考にしました)

f:id:small-eco:20191104115112p:plain

 

私はマンディーン占星術(情勢を読む)には詳しくないのですが、火事という事象の場合、まずは火星で考えるのではないかと思います。

火星は冥王星とスクエアにありますから、単純に考えても「極端な力、暴力、突発的な事故」などが考えられるアスペクトではあります。

ただ天秤座の火星と山羊座冥王星土星とのスクエアは、ちょっと建物火災には結び付けにくく、集団社会に対する個性の主張という感じ、ハウスも考えると会社設立などでの人事のもめ事っぽいイメージ?、を私としては思いつくかな。

でも、土星冥王星)と海王星は60度のアスペクトがあり、“理想のための犠牲”みたいな意味も考えると、それを火星が煽る、ということになるのかも。

こじつけて考えてみますと、2ハウス天秤座で“審美的・知的交流のあるモノや価値”と、5ハウス山羊座で“立場的な創造”ということで、「暴力的な方法をとることで、美しくて見識を備えた強固な伝統的建築物の創造に向けて時間をかけて再生していく」ということ?でしょうか…。

 

射手座の月は集団無意識のIC付近。

射手座は哲学・精神的思想という意味があり、月なので一般大衆に浸透した集団的感情。

古代の琉球王国時代からのルーツ、首里城は沖縄という風土のシンボルでもあり、その集合的アイデンティティ(4ハウス)は、月が示しているように感じます。
この月が、7ハウスの魚座海王星とスクエア。

魚座海王星の形で人目にさらされる(7ハウス)、という感じになりますか。

魚座海王星だと、夢のような、儚い、実体を伴わない、幻想的、芸術的、慈愛的、スピリチュアル…なイメージ、で月スクエアですから、“心ここにあらず”…で。

月は射手座で柔軟の火、海王星魚座で柔軟の水、柔軟なので火は燃え広がり、水が霧のように広がるような光景とも言えるかも…。

 

ASCは乙女座でMCは双子座。

押し出し力は乙女座で防衛する実務や役に立つ力なので、消防や警備などが奮闘し、この火災の結果としては双子座で、様々な憶測や情報が飛び交う、ということと言えますか。

乙女座も双子座も支配星は水星で、水星は3ハウスにあって金星と同じ度数での合。

蠍座の3ハウスなので、深刻なテーマへの情報流通や好奇心・美的表現、もしくは周辺への見聞や調査を深める、ということになるのでしょうかね。

ちなみに水星・金星のある蠍座28度のサビアンシンボルは、『自分の領土に近づく妖精たちの王』というもの。

蠍座の感情的な同化や執着から離れ、射手座の高みを目指す精神性の領土を目指す準備をしているような意味です。

 

太陽は蠍座で2~3ハウス、対向には天王星の牡牛座。

時間が不明ですし、度数の境界なので太陽のサビアンは読みませんが、蠍座は対象と深く関わり一体化することで変容するサイン。

天王星サビアンは『開いた墓の前にいる未亡人』というもので、無謀な冒険心の5度。

物質的な資産を使い果たすことで、さらにその奥にある大きなエネルギー源を求めて資質の深層を発掘していく、という意味です。

天王星なので、物質的なものを手放すような意味は強調されるかな。

ですが、日本において沖縄の首里城がもつ本質的な価値について深く洞察する機会、ということなのかもしれません。

 

トランジットの天体図から、かなりこじつけで火事の事象を読んでみるという挑戦をしてみましたが。

日本にとって、世界遺産という文化的財産の損失は相当ショッキングであり、沖縄の方々にとってのダメージや切なさは計り知れません…。

ただ、新生『首里城』再建に向けて動きだす、エネルギーが大きく揺れ動いた時、というホロスコープであるようには感じました。

 

ちなみに、私の月は、この時の火星の度数と同じなのです。

サビアンシンボルは、天秤座18度『逮捕された二人の男』

18度は「探索・種を探す」の度数で、この天秤座18度では、「一般的には異常とか、はみ出したものとみなされているものを、肯定的に捉えたり肩入れしたりして、発展の可能性を模索していく」といった意味になります。

私は、この“首里城火災”の、悲惨な事故の中に何か可能性を見つけたかったから、ホロスコープを読む衝動(火星)に駆られたんだろうな…。

がんばれ!沖縄!!