「投影」のカードの意味を探る

今朝、まだ夜が明ける前に満月となり、それも半影蝕(薄い影がかかるだけで月が欠けているかは目視ではよくわからない月蝕)だったそうです。

そして、逆行していた天王星が、久~しぶりに順行に。

月は蟹座で、太陽は(水星も)山羊座の21度(数え度数)。

21度はサインのピークなので、蟹座と山羊座の集団原理が高まりますね。

多くの人に認められること、まっとうな定説や結束力、をアピールする感じ。

太陽のすぐ近くには、山羊座土星冥王星もありますし、厳しい試練に立ち向かいながらも「みんなで一致団結!がんばっていきましょう~!!」みたいな雰囲気がありますか。

月はホームの蟹座での満月ですし、おせっかい的な押し付けも言動として出やすくなるかも。

この満月のオポジション魚座海王星が調停しています。

これまた、落ち込んだ状態から新たな希望に向かって緩く結合していくような魚座ですから、イメージを膨らませていく感じ。

この満月で、何か感情的な盛り上がり感、はありましたか?

 

さて、先日のブログで、禅タロットの「投影」のカードについて書いたのですが。

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 実のところ、このカードの意味を自分の中に落とし込めず、何となくずっと考えていたのですよね…。

 

「投影」カードの解説文より

このカードの男性と女性は顔を合わせてはいますが、それでも、互いに相手をはっきりと見ることはできません。
自分の心のなかに作りあげたイメージを投影し合い、自分が見ている相手のほんとうの顔を覆い隠しています。
私たちはみな、自分で作った映画をまわりの状況や人びとに映し出すことに熱中してしまいかねません。
それは、私たちが自分の期待、欲望、そして評価によく気づいていないときに起こります。
私たちはその責任を自分でとり、それを認めるのではなく、他人のせいにしようとします。
その投影は極悪なものであろうと神聖なものであろうと、不穏なものであろうと安心感をいだかせるものであろうと、投影であることに変わりはありません。
現実をあるがままに見るのを妨げる雲なのです。
そこから抜け出す唯一の道は、そのゲームをはっきりと見抜くことです。
他人を評価していることに気づいたら、振り返ってみましょう。
あなたが相手のなかに見ているものは、ほんとうにあなた自身のものですか?
あなたの視界は澄んでいますか? 
自分が見たいと思っているもので曇ってはいませんか?

 

このカードの解説からは、一方的な思い込みや感情を他者に投影して認識しようとはしていませんか?というようなニュアンスを感じます。

でも、ですねえ。

人って、どんな相手に対しても、自分の中にある記憶や感情から、その人の人物像を投影してみて「こういう人だな」と認識してみるものだと思うのですよね。

それって、いいことでも悪いことでもなく、そういうものなんじゃないかと。 

 で、このカードは「7」であるからにして「落差」の意味があり、占星術での5ハウス的な、一方的な思い込みの個人の情感の投影で終わるのでなく、7ハウス的に、他者からの反応を受けて自分を振り返りなさい、ということを目指しているのかと思うのです。

 

7ハウス的な「投影」を考えてみますと、他者からの反応によって人との関係で成り立つ社会性の自分、を認識させられるということで。

つまり、たくさんの人と対峙すれば、それだけ様々な反応(投影)をぶつけるしぶつけられる、ということ。

それは相手となる鏡の種類によって、その時に認知する自己像も変わってくる、ということですよね。

誰もがたくさんの人格を内側にもっていて、他者に応じて投影しているだけだ、ということに気づきなさい、ということかもな。

これが、解説でいうところの「ゲーム」なのかな、と。 

 

あれこれと思考をめぐらせてみましたが、思考の渦にはまりこんでしまうのは、私の悪い癖でして…。

禅タロットのお師匠様からは、「思考ではなく感じることも大切に!」ということをよく言われていたのですよね。

カードを感じるっていうのが難しいのですが…。

 

ということで、カードからのビジョンもイメージしてみました。

カードの男女の顔の絵が消え、黒い道がバッテンのように真ん中で交差していて、真ん中には広場のような場所が現れました。

広場のような場所は、六角形の立派な額縁がついた鏡のように見えます。

その鏡が、オレンジになったり水色になったり渦を巻いたり…色々な表情に変わっていきます。

道の真ん中の広場の鏡は、出会う人同士の化学反応によって、鏡に映しだされる色や様子が変わる、ということなのでしょう。

真ん中で出会う鏡に何が映るかは、その時に、出会う人次第、ただそれだけのことだよ。

といったことを感じましたね。

 

結局は、亡くなった叔父ちゃんには、出会う人たちによって色々な姿があったということ、を知ることができてよかったよなあ~、ということなんだろうな。

すごく当たり前のメッセージに落ち着いたけどな~…(^^)

ま、タロットカードの読みは状況によって捉え方も変わってくるわけで、今回はこういう解釈の落とし込みが自分の中でしっくりきた、ということですけどね。

1月、私のホロスコープでは7ハウスの山羊座水瓶座に、冥王星土星・水星・太陽、そして木星も入ってきますからね。

対面する人による色々な鏡の反応(投影)を感じなさい、ということなのでしょう。

 

 

 たくさんみかんをいただいたので、カビる前にゼリーにしてみました

しぼったみかんに炭酸ジュースを混ぜただけですが、家族に配ると好評でした!

少しシュワッと感を味わえながら、みかんをまとめて消費できますよ~

 

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