2020年がスタートしてから1週間が経ち、普段の生活が戻ってきましたね。
年越しは旦那側の親戚で集い、元日は毎年恒例の三社参りをしてきました。
2日は、私の実家に帰省することになってはいたのですが、元日の夕方に叔父が急逝したという父からの連絡があり、急きょ予定変更で喪に服しておりました。
元日、父は叔父や叔母と会食をしながら穏やかに過ごしていたそうなのですが。
叔父の体調が急変し、救急車を呼んで病院で長時間の蘇生処置も施されたのですが、そのまま叔父は帰らぬ人となりました。
余命を案ずるような病気を患っていたわけでもなく、施設に入居していたのもあって、事件性?を調べるために警察の捜査や遺体の解剖などが必要で、父や叔母にとっても夜中まで大変な状況だったそうで。
死亡原因は「大動脈解離」ということでした。
急なことで、関東方面からも叔母たちが急きょ駆けつけてくれたのですが、帰りの便の飛行機がとれずに延泊することになってしまいました。
ただ、誰もが口にするのは叔父にとっては幸せな終わり方だったよね…ということ。
葬儀もうちは無宗教なので読経もなく、献花をして一言ずつお別れを述べる、こじんまりとアットホームな家族葬でしたし。
人を振り回すことが得意?だった叔父ですが、正月にもかかわらず友人が駆けつけ、施設の方も泣きながら挨拶をくださり、私の知らない叔父の世界を垣間見ることができました。
先日の皆既日食(新月)の時に引いた禅タロットの1月のカード。
水の7 PROJECTIONS「投影」のカード
偏見・相手を評価している・自分の見たいように認識している・先入観…
といった意味があります
私が小さい頃、叔父は東京に住んでいて、お土産を買ってきてくれる優しくて都会に住む憧れのおじちゃん、という認識がありました。
実際、叔父は非常に頭がよい人だったのですが、50代になって精神疾患を患い、仕事も辞めてしまい、帰省して病院と施設での生活を送っておりました。
親族が叔父のことを、心配を抱えた困った人のような扱いをしているようでしたし、叔父本人が親戚の中では自分をそのように感じている風でした。
でも、施設で過ごす叔父はそこに居場所があって、違っていたんだろうな。
叔父にとっての外界の人たちは、このカードのようにモヤっと霧がかかったように映っていたのかもしれないなあ…とか。
さっそく、このカードの意味を考えてみる1月のスタートとなりました。
親族に感じていた嫌悪感、自分の中にもあって否定している偏見や先入観、なんだよなあ、と。
「人のフリみて我がフリ、見なおしていきましょう!」
叔父ちゃん、ありがとうございました。