夏至図と山羊座満月・・・タロット2枚引き練習

21日は夏至でした。

昼が最も長く『陽極まって陰に転じる』日であり、西洋占星術では蟹座に太陽が入る日。

夏至図については、秋分まで影響があると言われております。

その翌日の22日は、山羊座で満月を迎えました。

左が夏至図で右が山羊座満月図

 

蟹座には、太陽の他に水星と金星もありますね。

その3天体が魚座終わりの海王星とスクエアで、山羊座満月図では満月軸に対して海王星がTスクエアです。

どちらの図でも、海王星が効いてるな~!という印象です。

これは天体同士の角度では葛藤のある配置なのですが、サインの性質的には調和する関係なのですね。

蟹座も山羊座も集団を示す意味があって、身内や仲間、会社や地域、という規模は違うながらも『集団』を選り分けようとするのですが、魚座海王星がその枠組みや結束を溶かすとか境界線を曖昧にして馴染ませるような影響を与える感じになるでしょうか。

海王星というのは、ある面では夢や理想を拡げ、それはある面では虚言・まやかしで実態がなかった…みたいなとらえどころのない意味がありまして。

隠れていた潜在的な可能性が開かれる可能性がありますし、詐欺やデマが拡がるとか、手ごたえのなさとか曖昧さでごまかされる…といった作用をもたらすことも考えられますかね。

スクエアという関係で考えると、仲間だと思っていた者がよそ者と通じていたとか、国家機密に関することや組織の裏側で行われている問題が浮上して組織の結束が危うくなるようなことがあるのかも。

魚座海王星は時間枠も超えていくので『腐敗』という意味もありますから、季節的にも食中毒など食べ物による事故や、ゴミ問題などは気になるところです。

裏金問題の浮上で政治の腐敗も感じますし、どちらの図でも水サインに5天体ありますから、感情の浮き沈みが大きいとか、季節的にも水に関する事故など、形あるものを溶解させてしまうようなことも考えられるのかも…。

夏至図では蟹座の3天体が12ハウスの隠れた場所にあるということで考えると、失われた家族や家や郷愁に対する救済、という風にも見えてくるかな。

とはいえ、海王星が強く関わる場合は、普段は躊躇するようなことをやってみたくなるとか、ビジョンに飛び込んでみるチャンスでもありますね。

がんじがらめになった常識的な思考から、こんな人生つまらない!と急に夢に向かって走り出すような力を与えてくれると思います。

表には出せなかった潜在的な感情の殻を破るとか、芸術性やスピリチュアリティを高めるとか、普段は馴染みのなかったものごとに関わっていく機会にもなると思います。

あとは、どちらの図でも木星冥王星との関係があって風サインの関係ですし、情報力・宣伝力・拡散力が強く、キングメーカーを狙うとか権力争いみたいなイメージが浮かびましたけどね。

都知事選もすごい状況みたいですし、来月にはオリンピックも始まりますしね。

夏至図は魅惑力を拡げていく勢いのあるチャートなので、選手たちの活躍を期待したいですし、国を超えて平和的にお互いを称えあう”溶解”のオリンピックになるといいですね!

 

さて。最近の私の海王星っぽいことと言えば…

タロット遊びをしておりますね。

新しいタロットカードとタロットの本も買ってみました!

カードは大アルカナのみの22枚で、おもちゃみたいなカードです。

本当はマルセイユ版を買って意味を学ぼうと思ってたのですが、絵が可愛くってつい買ってしまって、中を見てみたらウェイト版に準じたものでしたけどね~。

ま、可愛くて引くのも楽しいのでよいのだ!(笑)

松村潔さんの本は、大アルカナの2枚引きでの解説本で、22枚×21の462通りの組み合わせの解説が載っております。

これも数字の意味についての説明はあまり載ってなかったので、思ってたのとはちょっと違ってたのですが。

数を覚えてタロットを学ぼう!という初志はグダグダになりましたけどね…(笑)

気軽に2枚引き練習するのに、結局はよかったかなあと思ってます。

あまりロジックにはまらず、まず絵を見て考えてその後に説明文を読んで、さらにイメージしてみる…というやり方で、大アルカナカードに楽しく馴染んでいこうとしております。

持っていた本に数字と大アルカナカードの意味が少しだけ載っていますから、パラパラと読んでみて数字の意味もイメージの参考にしますけどね。

 

で、色々なお題を毎日考えて2枚引きしてみるのですが。

例えば私のネイタル太陽のサビアンシンボルについて引いてみたのが、これです。

上は15の悪魔のカードで、下は19の太陽のカード

 

『タロット解釈大辞典』には、上下や横や斜めの場合のカードの並べ方の説明も記載されていて、「上下の組み合わせは天地であり精神性と物質性の両極をあらわす」ということです。

で、上下のカードを見てすぐに共通することに気づくと思うのですが、悪魔の下には2人の手下がいて、太陽の下にも2人の子どもがいますね。

悪魔のカードの2人は男女が鎖でつながって拘束されて見張られている感じがあり、太陽のカードの2人は幼い子どもが手をつなぎワクワク楽し気で、2つのカードには相反するイメージがあります。

このカードの組み合わせの意味についての本文を少し抜粋しますと…

悪魔のカードは状況の停滞を打ち破るような、そのためにバランスをわざと崩すような傾向があります。太陽のカードは、本来ならば対立が起きそうなものを、調停的に仲良く進めることを示していますから、一度均衡が崩れることでバランスを取り戻すような状態です。」

と、あります。

で、私のネイタル太陽のサビアンシンボルは、♈14度で『男と女のそばでとぐろを巻く蛇』というものです。

これは、2つの相反するものを統合していくような意味があるのですね。

どちらかに肩入れすると足を引っ張られるように感じるのですが、引っ張られ体験を通じてもう片方が自分の大切な裏側であったことに気づく、といった意味となりますかね。

カードに戻って意味を考えてみますと、『悪魔』と『太陽』がサビアンシンボルでの『蛇』を意味しているのかもなあと考えます。

さらに、悪魔は闇で地下にいて太陽は光で上にある…というのが一般的なイメージですが、反対の位置に出ているのが面白いところだと思います。

上の中には下があって下の中には上がある…みたいな、反対の性質のものが1つの中に同居することを誇張する意味が出ているかなあと感じます。

1つのものには2つの相反するものがあることに気づくことで、大きな視点に立てるということでしょうし、それは均衡を崩すことによって気づかされるということで。

サビアンシンボルでの『蛇』というのは、忌み嫌われる存在なのですが、知恵や脱皮(変容)、管や螺旋といったつなぎ剤などを示す象徴でもあります。

きっと、精神的には”悪魔的な干渉”と感じられるような対峙に出会うことが、地上での私の統合力を高めていくきっかけになる、ということなんだろうなあ…なるほど~と。

他の天体のサビアンシンボルについても2枚引きしてみましたが、結構面白い結果が出ますし、カード引きによるイメージ練習は右脳刺激にもなってる!と思ってやってます。

イメージ練習などはまさに海王星の象意ですし、大アルカナカードに馴染むべく、秋分ぐらいまでは続けられそうな気がしておりますね~☚曖昧な目標!(笑)

ということで。

夏至図の影響を感じるのに、敢えて海王星的なことに夢見て取り組んでみるのも楽しいかと思いますよ!