映画「ガリレオ(真夏の方程式)」を観た

 

久しぶりに単身里帰りしてきました。 

実家にビールを2ケース贈り届け、不具合を起こしていた父のパソコンの修理をし、母が行きたいと言っていた「ガリレオ(真夏の方程式)」の映画を一緒に観に行って買い物に付き合い・・・まあ、たいした親孝行でもありませんが、喜んでもらえたようでよかったです。
 
ガリレオ」の映画は前作同様、“人情ものミステリー”という感じで東野圭吾の作風がでてるなあっていう、じ〜んとくる映画に仕上がっていました。

ただ、湯川先生の奇才ぶりがイマイチ発揮されていなかったというか、“人の繊細な思いを推しはかることのできるナイスガイな天才科学者”という印象で終わったのは(湯川先生のイメージとは少し違うような・・・?)、ちょっと物足りないような気もしましたが。

とは言え、好奇心旺盛な子どもと触れ合い、美しい海を目の前にし、科学者である湯川先生自身に何か化学反応が起きているんだろうなあ・・・と感じさせる福山さんの演技はよかったですね〜。
子役も上手だったし、美しい海の映像に溶け込んでいる杏ちゃんもとても素敵だったし。  
 
映画は、子どもが祖父母の家に里帰りする中で事件が起こるという設定なのですけど、その里帰り先の海が本当に美しいのだなあ。
この物語には「資源開発と環境保護」という環境問題が背景に流れています。
 (映画の中では決着されないままですが)

湯川先生の台詞に「人間はこういうこと(資源開発)を繰り返して文明を発展させてきた。その恩恵を受けてきたはず。あとは選択の問題だ」と、お互いの主張を明らかにしていった上で選択することの重要性を説くシーンが(前半)何度かありました。 

本筋からは少しずれる感想なのですが、原発問題や環境災害などによって、古里を追われた人・思い出の地を失った人たちのやりきれない現実は、開発による恩恵の代償と片づけてはいけないものだと思うし、子どもたちが里帰りできるような田舎があるということは本当にありがたいことなんだな・・・と、今回の自分自身の里帰りも含めてぼんやりと感じました。 
 
里帰りできるということも、親が元気に長生きしてくれていて地元に迎えてくれる場所があるということであり、ただ感謝です。
友だちにも久〜しぶりに会って、いろいろとおしゃべりしてリフレッシュもできたし、よい時間をすごせました。

島根への旅で行った八重垣神社での水占いが「親の恩に感謝せよ 運開く 東と北吉」ということだったのもあり。 
たまたま私の実家は今住んでいる家からは東方面にあたるし、おみくじから素晴らしいアドバイスをいただきましたね〜。

  
 
 とうとう梅雨があけました いよいよ夏本番!