“冷えとり”再確認。

   

左:『女性のための(もっとちゃんと)「冷えとり」生活』
      進藤義晴・進藤幸恵著  PHP研究所
右:「決定版!神秘の足の裏(ツボ)健康法」
      五十嵐康彦著  徳間書店 


ふと図書館で上記の本を見つけて、久しぶりに“冷えとり”を意識して本を読んでみました。
 
「女性のための・・・」の進藤さんの本は、特に今まで読んだ本の内容と変わったこともないのですけど、再確認したことがありました。
それは、冷えとり=靴下の重ね履きではない!ということです。

『冷えとりというと「靴下をたくさん履く」というイメージをもっている方も多いでしょう。それにも増して大切なのが、半身浴です。毒は、水の中に溶け出る性質をもっています。ですから、ぬるめのお湯で半身浴することで、頭寒足熱を保ちながら湯の中にどんどん毒を出していくのが一番良い方法なのです。本当はいつも24時間ずっと半身浴をしていられれば良いのですが、なかなかそうはいかないため、しかたがないから靴下をたくさん履くのです。半身浴(足湯でもかまいません)が一番にあって、その代替療法が靴下の重ね履きなのです。』
 
時間が許すなら(特に病気を抱えている人は)、1日中半身浴していたってかまわない(そう心がけて)・・・と書いています。
私はてっきり、“冷えとり”とは絹によるデトックスにプラスアルファで半身浴などの頭寒足熱対策を行うことだと思いこんでいたので、なるほど〜と意外な発見でした。

この本の巻末には、靴下の841(ヤヨイ)さんによる「瞑眩辞典」もついています。
これはヤヨイさんのHPでも見ることはできるのですが、思いついたらすぐ見ることができるのは便利でしょうね。
 
「足の裏(ツボ)・・・」の本で興味深かったのは、プラスイオンは“体の痛いところから出る”というくだりでした。

『絹を身に着けるというのは保温、保湿効果があるからだが、そのほかにマイナスイオンを吸収する力があるからである。絹はマイナスイオンを95%くらい吸収してしまう。化繊はほとんどはじいてしまう。…人間でも体の具合の悪い人はプラスのイオンが出ている。…人間の細胞は、内側がマイナスイオン、外側がプラスイオンになっている。これに光速度の電子を当てて、プラスとマイナスを交代させると、細胞ひとつひとつはマッサージを受けたような現象が起こり、内部から熱が発生して、毒素や老廃物が分解される。そのために細胞の働きも活発になり、新陳代謝がさかんになるという。…人間にとって、プラスイオンもマイナスイオンも両方必要なのだけれど、健康面からいうと、マイナスイオンがもっと必要なのであり、絹の衣服はその点、理想的なのだ。』 
 
ということです。
まあ、これはいわゆる「疑似科学」ってやつなのかもしれませんけど、絹が体に及ぼす影響は、まず悪いってことはないだろうと思います。
ただちょっとわからないのは、絹の靴下がマイナスイオンを吸着するなら、体から出る(よい)マイナスイオンも吸着しちゃうってことはないのかしら・・・。

 
最近とても暑くなってきたので、なんとなく日中の重ね履き靴下を2枚履きにしてすごしていたのです。
そして、半身浴も10分するかしないかになっていました。
そのせいなのかどうなのか、本を読んだ後のことでしたが、久〜しぶりに不正出血があったのです。

以前重ね履き靴下を愛用し始めてまもなく、瞑眩かと思われる不正出血(ドロっとしたオ血)があってからというもの、不正出血はピタリとなくなっていたのですけど。
この本がふと目について気になったのも、体からのシグナルというか瞑眩なのかもしれないぞ・・・と、さっそく靴下4枚履きを復活させ、半身浴も30分はするようにすると、暑くて寝苦しく感じて夜中に何度か目がさめていたのもなくなり、睡眠の質がよくなってきたような気がします。

寝る時は、電気代ももったいないし体もだるくなるので、エアコンは夜寝る前にガンガンに部屋を冷やした後は切って、扇風機を体に直に当てないようにまわしながらタイマーで休んでいます。
「湯たんぽは年中必須(エアコンなどを上手に使い・・・)」と書いていましたが、私はさすがにこの時季は省いてしまってます。
湯たんぽの代わりに、寝る時は絹コットンの靴下の2枚履きと同じく絹コットンのズボンを愛用しており、足元にだけケットをかけて寝ています。
が、朝起きたらケットは蹴飛ばされてることが多いかな・・・。

靴下を履いて寝ていても、意外と暑くて寝苦しいということはないですね。
「冷えとりの夏は正念場です。頑張って乗り越えてください」ということですが、この暑さの中、エコ生活も両立させるとなるとちょっと厳しいものがあるけれど。
どうせ家にいる時間が長いのなら、クーラーつけて部屋で靴下を履いて過ごすよりも、風呂場で半身浴をしながら本でも読んですごすっていうのも、エコ(貧乏生活?)でいいかもしれないよなあ・・・。
“冷えとり”を適度に取り入れつつ、元気に夏をすごそう〜!!