射手座新月(皆既日蝕)

一昨日の夕方は射手座で新月でした。

この新月は、日本では日没後なので見られなかったものの、皆既日蝕でした。

南極では、綺麗な皆既日蝕が観測できたようですね。

南極大陸で皆既日食観測 写真6枚 国際ニュース:AFPBB News

 

日蝕の影響なのか?、日本でも各地で地震が発生しています。

日蝕図にその兆候が出ていたのでしょうか…。

 

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西の地平線に沈んだ新月・太陽で、私は6ハウスにあると考えました。

射手座の水星がすぐ近くにありますね。

水星については、私は5度前ルールを採用して7ハウスにあると考えます。

射手座の7ハウスの水星ですから、海外の専門的な情報を鏡とする…というニュアンスを感じます。

水星は海王星と緩いスクエアで柔軟宮で迷走しやすく、ぼんやりと拡がってしまう感じもありますね。

これらの配置で最近あったことで思いつくのは、やはり海外のオミクロン株の感染情報に翻弄され、水際対策として自衛強化している状況でしょうかね。

新月は9ハウスの水瓶座土星との関係があって土星は12ハウスにある牡牛座天王星とスクエアを形成していますし、天王星は月・太陽とは150度。

国土となる4ハウスには特に天体が入っていませんが、4ハウス獅子座の支配星となる太陽や乙女座支配星の水星が、トランスサタニアン天体である天王星海王星と関係していることが、地震にも影響しているのかもしれません…。

この12ハウスにある牡牛座天王星を潜伏している見えない新規の感染源と考えれば、今までの規律や防衛手段をウイルスに合わせて変異させていかなければ…という図にも見えてくるかな。

そして6ハウスにある蠍座火星には4つの天体が関わっていて、なかなかハードそうなイメージがあります。

それもちょっと無駄なエネルギーを使うというか、予定外の仕事が増えてくるみたいな感じがあるかな。

6ハウスの医療関連、蠍座が意味する給付金などの事務手続きなどが、結構な負担となって仕事量も増える、という雰囲気が出ているような気もしますけど…。

本来ラッキーな木星がMCに重なっているのですが、木星26度のサビアンシンボルは「水圧計」で、理性的に点検してメンテナンスしていくような意味があり、木星は火星とのスクエアがあるのみですから、チェック体制をむやみに拡げていくような感じになりそうですし。

10ハウスにある海王星感染症も意味するので、感染症に翻弄されそうな気配も出ています。

が、海王星は福祉関係、映像や音楽やアート、お酒や薬、スピリチュアルなども意味しますので、そういった方面での需要は高いとも思います。

8ハウスの山羊座の金星は楽しそうな気配がありますので、先代より引き継いだ事業とか、合併・共同で行うような体制で、何らかの成果や利益が見込めそうな配置なのかと思いますし、薬やワクチンの開発などは期待できそうな気がします。

 

で、この新月は射手座13度で、前回の新月と同じ度数で、エッジが効いたカリスマ度数にあります。

サビアンシンボルは『明るみに出る未亡人の過去』というもの。

何故に未亡人なんでしょうね…(笑)

思うに、未亡人の過去というのは自身の過去でもありますが、死んだ夫がもっていた人生観の影響みたいなものも含まれるのでしょう。

夫は太陽であり太陽は生きる目的という意味もありますから、過去に自分(人類)が封印したとか亡くしたと思いこんでいた倫理を探求する、といった意味になるのかな?と思いましたが。

『ディグリー占星術~松村潔著~』では、「今まで知られている常識を裏切るような、あっと驚く真実を発見することを意味します。・・・」と、あります。

で、たまたま新月の日にこのニュースを見た時に、この度数っぽいかも…?と思いましたけど。

5歳児が魚図鑑のミス発見、出版社が修正へ…他社と比べ「なんで分類違うの?」(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

5歳っていうのが…すごいですよねえ!

 

松村潔氏によると、日蝕は太陽と地球の間に月が割り込むので、地球への太陽の創造の光線を月がさえぎった形となっており、日蝕図は夢見心地のようなホロスコープ図であって物質的な明晰さは薄まっている、ということですが。

そして、日蝕の影響は数日前から受けていて日蝕後はその残像のようなものということなので、数日前からの自分を振り返ってみるといいと思います。

今回の新月は射手座ですしサビアンシンボル的に、過去の歴史に関することやあまり身近なことでない深い意識下で思い起こすとか気づいたようなことがあれば、今後の自分にとって重要なキーポイントになるのかもしれませんね。

 

ちなみに私の日蝕図っぽいことと言えば、こちらの本を読んで、あれこれと思いめぐらしていたことでしょうか。

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『日月火水木金土 7つの星をめぐる話 ~鏡リュウジ鶴岡真弓著~』

曜日を主題にした自由な対談形式の本で、星にまつわる話というよりは鶴岡さんのケルト文化や思想の話が多めでしたが。

とにかくお二人の知識の幅広さと深さが半端なく、これぞ‟射手座”を感じさせる本だと思いました。

私は木曜日生まれだからか?木が好きだからか?、『木曜日』の項目が特に印象深かったです。

鹿の角は、地から天に向かう樹木の象徴でもあり、角(樹木)を天(頭)に載いている”聖なる獣”であるという思想。

ゼウスがジュピター(木星)であって、オークの木(ゼウス)が天と地をつないで雷(トール)を受ける神鳴り…で天地を貫き呼応するという、「通天するもの」としての樹木の話など、面白かったです。

私の太陽度数は仲介のような意味があるので、この「通天」として中継ぎのような役割を果たす樹木の話は、インスパイアされました。

あと、『土曜日』での話も興味深かったです。

土星の記号は鎌を示していることや、聖書の「アダムの誕生」で人間の始まりは土でありながら、人は金属の利器を造り出して肉体の故郷である大地の腹を切り開いて農耕を始めたことで、皮肉にも自然と人との間に境界線を作っていった(土星)という話。

「天」と「地」に向かうベクトルの違いなどの話も学びとなりました。

 

この本を読んで、『もののけ姫』のシシ神様やタタラ場のことを思い出し、シシ神様について調べるとか録画を見直してみるなど、興味の方向が脱線していったのも今回の新月図っぽかったかも。

シシ神様の姿は、宮崎監督が奈良公園で見た鹿が発想のきっかけになっているそうですし、やはり神道でも鹿が神の使いとして考えられていることからインスピレーションを受けたのでしょうね。

 

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シシ神様は、太陽が沈むとデイダラボッチというアメーバーのような巨大な姿に変身し、『生と死と2つとも持っているもの』として見事に表現されているのも素晴らしい!

ジコ坊の「天土(あまつち)の間にある全てのものを欲するは人の業というものだ」というセリフに、宮崎監督の思いが込められているように感じましたね…