知恩院三門と東福寺石庭・・・そしてUSJ

 
急きょ思いたって、母と関西方面へ旅行に行ってきました。
母の希望として、
1.知恩院の三門楼上が特別公開となっているので観てみたい
2.東福寺の通天橋を歩いてみたい
3.ユニバーサルスタジオのハリーポッターの世界を観てみたい〜!
ということで・・・。

高齢の母の願いを叶えるべく?関西方面へレッツゴー!!

京都駅から市バス(206号)で知恩院へ。
現在、知恩院の御影堂は修復作業中でお参りすることはできませんでしたが、三門の楼上は23日まで特別公開されておりました。  
三門の上へは結構急な階段を、ロープをつたって上がっていきます。
母も私も這いつくばるようにして登り降り…(ちょっと怖い) 
     
      
  高さ24m幅50m 日本最大の木造二重門で国宝指定の知恩院三門 

 
       扁額は畳2枚分の大きさ!

一般には寺院の門を称して「山門」と書くのに対し、知恩院では「三門」と書き、これは、「空門」「無相門」「無願門」という、悟りに通ずる三つの解脱の境地を表わす門(三解脱門)を意味しているということです。

上層部(楼上)は仏堂となっており、中央に宝冠釈迦牟尼仏像、脇壇には十六羅漢像が安置されており、お話によると向かって右角に位置する像(中央釈迦像の方を見ている)は、お釈迦様の息子様であるということでした。

また、七不思議の一つである白木の棺と五味金右衛門夫婦の木像も安置されていました。
天井や柱、壁などには迦陵頻伽(かりょうびんが)や天女、飛龍が極彩色で描かれています。
(写真撮影禁止)
三門上からの景色はよいのですが、実は私は高所恐怖症なので、あまり景色を楽しむ余裕はなかったですな。
     
知恩院三門前からループバスに乗り三条京阪で降り、三条から鳥羽街道京阪電車で移動し、歩いて10〜15分で東福寺へ。
(帰りは東福寺駅からJRに乗りましたが、東福寺駅への方が遠かったような…)
東福寺の通天橋は京都の紅葉名所として有名です。
私たちが行った頃は、まだ色づき始めでしたので観光客も少なめでした。
   
     
  方丈と開山堂をつなげてかかる通天橋    

 
    緑から赤へと移りゆく美しさ…    
  
   
  開山堂の庭園は見事な市松模様

  
  「八相の庭」 方丈庭園は重森三玲の作

東福寺にある龍吟庵がちょうど特別公開されていたので観覧しました。
龍吟庵の方丈は、書院造と寝殿造が融合した日本最古の方丈建築。方丈庭園は同じく重森三玲の作。
     
     
  「龍の庭」白砂は海、黒砂は黒雲、右手竹垣には稲妻模様が

  
  「不離の庭」狼に襲撃された国師を二匹の犬が守る 鞍馬の赤砂

東福寺は、開山・円爾が中国より持ち帰ったと言われる、葉が3つに分かれた通天もみじ(唐楓)が有名ということですが、よくわかりませんでした。
龍吟庵の「不離の庭」の奥にあった高木が「通天もみじ」ということでしたが、年によって紅葉する時としない時があるらしく、(龍吟庵の通天もみじは)今年は残念ながら今のところ紅葉する気配はないと案内の方がおっしゃっていました。
   
  
  こちらの木も葉っぱが3つ又にも見えますが…通天もみじなの? 
 

さて、ユニバーサルスタジオですが…(1日目に行きました)
お婆ちゃんと中年女という2人組でのUSJ…というのもどうなんだ?と思っておりましたが。
高齢者対応なのか、USJ内や宿泊したオフィシャルホテルでは、「写真を撮りましょうか?」「見晴らしの良いお部屋に変更しました」…などなど親切なサービスも受け、ワクワクしたUSJの空気感を楽しく堪能できました!
   
    
  ハリーポッターの世界観はとてもよく創られています 

  
  バタービールも飲みました!
  (甘いクレームブリュレみたいな味?)

 
今回の旅行はかなり歩きまわりましたし、母は本当によくがんばったものです。
「病いは気から」とも言いますが、?好奇心”は生きていく活力だよな〜と、元気にすごしてくれている親から学ぶことも多いですな。
旅行後に母から届いたハガキには、
 「先日は素晴らしい修学旅行ができました。我が人生のきらめく1コマとなりました…」
と喜んでくれた様子で、今回思いきって一緒に出かけられてよかったです。  
年を重ねる毎に遠出もなかなか難しくなってくるのかもしれませんが…。
これからも何か彼女の楽しみをつくって、一緒に出かける機会をつくっていきたいものです。