昨年末に友人たちと佐賀方面へ出かけてきましたので、思い出のための備忘録を。
私のリクエストがほぼ巨樹観光で、友人に行程を考えてもらったので、思い出写真も樹の写真ばかりなのですがね…(笑)
まずは、大和町にある肥前一の宮である『與止日女(よどひめ)神社』へ。
御祭神の與止日女命(よどひめのみこと)は、神功皇后の妹君。
豊玉姫と同一神であるとも伝えられています。
與止日女神社の背後にある山が『肥前大和巨石パーク』となっていて、この巨石群が神社の御神体(磐座)という云われもあるそうです。
巨石パークは標高200~350mの地点に17基もの巨石群が散在している…ということで、そちらにも登ってみたいものです。
拝殿の天井絵を番号順に見ると1つの物語になるというのも面白い
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そして、下合瀬に大きなカツラの樹があるということで観に行きました。
雪が残る静寂な山中に、スックとそびえ立つ大カツラ…素敵だった~!
落葉した枝ぶりも見事で美しいです!葉のある季節もいいでしょうね~
川古(かわご)の大楠にも連れて行ってもらいました。
緑の国勢調査では全国5位!の巨樹で、国の天然記念物にも指定されているのです。
高さ25m、根回り33m、樹齢は3000年以上とも言われています
すご~く立派な樹です!幹には空洞があって稲荷の石祠が祀られております
コブのある大きな幹には小動物がしがみついているようにも見えてくる…(笑)
そして武雄と言えば、やはり武雄神社の大楠ですよね~。
念願叶って、初めて参拝することができました!
二の鳥居近くの夫婦檜(縁結びのご神木)
2本の檜(ひのき)が根元で結ばれ、枝同士も繋がってます
『御神木』鳥居からの竹林に囲まれた小道の雰囲気がまた素晴らしい!
いよいよ、小道の先に‟武雄の大楠”の登場です!
この大楠が醸し出す‟場所感”が凄い…いやあ本当に感動でした~♡
高さは27m、根回り26m、樹齢3000年以上の造形が魅せる神秘的な佇まい…
根元の空洞の広さは12畳敷もあって天神様が祀られているそうです
『武雄神社』の御祭神や御由緒についてはこちらHP☟
武雄神社とは | 武雄神社 (takeo-jinjya.jp)
主祭神である武内宿禰(たけうちのすくね)は、360歳を誇る日本一長寿の神様!というのもびっくりですね。
しかし、社殿の写真をすっかり撮り忘れておりました…(笑)
武雄市には佐賀県内のトップ3(全国でも上位)に入る巨樹があって、「川古の大楠」と「武雄の大楠」と、もう1本「塚崎の大楠」があるのですよね。
「塚崎の大楠」は武雄神社から近いようなのですが、道中が微妙?っぽかったので今回の旅ではリクエストしなかったですが。
また次回、違う季節の時にでも武雄神社とセットで観に行ってみたいものです。
巨樹巡りの他にも、あちこち連れて行ってもらいましたよ。
武雄図書館では読書タイムもとってもらいましたし、鏡山展望台や虹の松原をドライブしたり、有田の焼き物を見てまわったり、手打ち蕎麦・牡蛎小屋での新鮮な海鮮焼き・天然酵母パンなどなど、美味しいものもたくさん食べて、佐賀を堪能しました~。
鏡山展望台から見た「虹の松原」の長さは半端なかった…
太良町の『海中鳥居』
その日はちょうど大潮(満月)だったのです
鳥居越しの雲が龍のようにも見えてくるような…来たれ辰年!
さて、今回ブログを書くのに調べて知ったことなのですが。
佐賀県の「県木」はクスで「県花」もクスの花、「県旗」もクスの白い花をモチーフにしたもので、佐賀県とクスノキが深い繋がりがあることがわかりました。
佐賀県の公式HPから抜粋すると…
「佐賀」の名称の由来は、「日本武尊が御巡幸の時、樟の栄え繁る有様を見られ、この国は『栄の国』と呼ぶがよかろう、とおっしゃった。その後『栄の郡』といい、改めて佐嘉郡と呼ぶようになった」と肥前国風土記にある。
ヤマトタケルが立派なクスノキを見たことから、『佐賀』が始まってるんですね~!
佐賀は自然が豊かですし、まわりきれなかった見どころ(巨樹!)がまだまだたくさんありますね。
今回の旅ではスタートから失態があって友人たちをドタバタ劇場に巻き込んでしまったのですが…(笑)
臨機応変に優しく対応してもらって、色々な予定外の楽しさも発見できましたし、「おかげ様だ~」と心から思う感謝と感動の旅となりました。
疲れ果てていた身体に、佐賀の地からの『栄』をたくさんもらったな~。
本当にありがとう!\(^o^)/