淡路島への旅①

 
仕事を辞めたはずなのに…なぜか助っ人出勤するはめとなり、引っ越し物件も探す日々…で、2月は逃げるようにすぎていきました。
そんなこんなの2月でしたが、縁あって2月初めに淡路島へと旦那と出かけてきました。
すでに1か月前のことですが、備忘録を…。

 
神戸三宮からレンタカーで明石海峡大橋を渡ります。     
明石大橋たもとの港町岩谷にある「絵島」は、日本神話の中で最初に作られたという「オノコロ島」とされる場所の一つで、砂岩でできた小さな島。
 
     
  道の駅「あわじ」から撮った明石海峡大橋

  
  写真に撮ると盆栽のようにも見えてくる可愛らしい絵島


世界的に有名な建築家の安藤忠雄氏が設計したお寺、真言宗御室派の別格本山「本福寺水御堂(みずみどう)」へと向かいます。
このお寺はびっくり!、楕円形のコンクリートで造られた蓮池の下に本堂があるのです。

安藤氏は設計にあたり、「お寺とは何か」から考え始め、“人が集まり心の豊かさを感じられる空間”という思いに達したと言います。
普通お寺は大きな屋根がシンボルでもあり、安藤氏によると権力の象徴にも感じるので、それはやめたいと。
仏教の原点は“蓮の花”であるので蓮の中に入るお寺を造りたい、と思ったのだそうです。

安藤氏のすごいところは、蓮の花をイメージした建築物を造るという発想ではなく、屋根に池をもってきて蓮を咲かせちゃう、というところですね。
蓮が咲いている時季だったら、とても素敵だったろうにな…。

コンクリート壁の内部は、円形の回廊に囲まれるように、朱色に彩られた木造の本堂が設置されています。(本殿内は撮影禁止)
本尊は薬師如来像で、弘法大師坐像・不動明王立像が安置されており、西からの陽光に輝いて美しく荘厳な空気に包まれておりました。
これは西方浄土の世界観を表現しているそうです。

      
    
  鉄筋コンクリートで作られた斬新なデザインのお寺      

  
   曲面の壁は俗界と聖界との境界を表すそう     

    
  蓮池の真ん中には本堂入口に向かう階段が   

  
    お寺から出る時には青空が眩しい   
   
    
    中は朱と光が反射する静寂な世界…

    
  円形の本堂を囲む回廊は靴をぬいで歩きます

    
     

  
   西側の格子からの自然光で本堂の仏像に後光が射して
  堂内も朱く染まる…格子越しに背面からの仏様も拝めます

従来のお寺観を大きく覆す風貌に、最初は檀家さん達の反対もあったそうですが、ここは一見の価値があるお寺でしょう。
また、阪神淡路大震災では震源のすぐ近くだったのですが、倒壊どころか水漏れ一つなく、震災後の生活用水に役立ったということです。
お寺が本来求められる姿としての、地域の方たちの心の支え・集いの場になったということで、本当に素晴らしいことですね。
 
※この記事を参考にしました → ��心のつながる空間�≠�求めて


さて、淡路島と言えば、やはり玉ねぎとタコは有名ですよね。
どちらも堪能できる「玉ねぎタコ焼き」をいただきました。
甘い玉ねぎのトッピングに大きめタコが入ってて、ふわとろ〜。
とっても美味しかったです〜。
     
  
  たまごやさんちのタコ焼き 300円!安い!!