こちらには、樹齢二千年以上の大楠がある!ということなので。
宇美八幡宮の御祭神は
応神(おうじん)天皇、神功(じんぐう)皇后
宇美八幡宮は、応神天皇ご生誕の地ということで、安産の御利益がある神社です。
「古事記」に『その御子生みたまえる地を、宇美とぞ謂ける』とあるように、神功皇后が新羅から帰国、この地で応神天皇を無事ご出産されたという伝説に由来しています。
“産み”という言葉からの宇美八幡宮、そして宇美町という地名が残ったという説なのですね。
拝殿の裏には、子安(こやす)の石を祀った祠があり、こちらに積んである石をお預かりして帰ると安産のご利益があり、出産した後には別の石に、生まれた子どもの住所・氏名・生年月日を書いてお納めするようです。
そして、お目当ての境内に鎮座している大楠は、それはそれは立派でしたよ!
まず目につくのは、社殿右手にある国指定天然記念物「湯蓋(ゆふた)の森」
社殿裏左手には、同じく国指定天然記念物「衣掛(きぬかけ)の森」
もう~! この大樹のド迫力!!
それぞれが1本の大樹ですが、「森」と呼ばれる存在感。
二千年以上、この地をじっと見守り過ごしてきているというのは…
本当にすごいことですなあ。
拝殿横には、「子安の木」と呼ばれる槐(えんじゅ)の木もあります。
槐には解毒や補精に効果があり、その枝にすがれば安産するという中国由来の信仰があるそうです。
他にも境内には木々が生い茂り、売店裏手にはこんな樹も発見しました。
中に入って見上げてみると… おぉ!木になった気分?
宇美八幡宮は、楠の香りがふんわりと境内を包みこんで守ってくれているような、とても穏やかな神社でしたね。
もうすぐ春がやってきますねぇ・・・