これが本当の「冷えとり」の手引書

 
私が冷えとりを始めたのは昨年の11月からなのですが、友だちに靴下の重ねばきを勧められた(花粉症が改善したらしい)のがきっかけで、実はまだ「冷えとり」の本をきちんと読んだことはありませんでした。
今回、「冷えとり」で有名な進藤さんの本を図書館で見かけたので(多分寒い時期は借り手が多くて見かけたことがなかった)、遅ればせながら読んでみました。

   
 
   
  これが本当の「冷えとり」の手引書
    進藤義晴・進藤幸恵 著   
    PHP研究所  952円+税 


根拠とする東洋医学的な内容はかなり簡単な記述で、やや説得力にかけるような気もしますが(体験者談は興味深いですけど)読みやすいし、まずはやってみようかなという気持ちにさせてくれる本だと思います。
体調があまりよくない知り合いなどにプレゼントしたくなる本ですね。

この本を読んでみたところ、「冷えとり」とは靴下の重ねばきだけではなくて、半身浴(足浴)、食べ過ぎない(食事の内容も冷えとりを意識したものをとる)、季節に応じて洋服の調整・・・などを総合して「冷えとり」生活というようでした。
(気づいたのが遅かったですけど・・・)

これまでに徹底的な「冷えとり」を実行していたわけではありませんが、湿疹が出たことや正月に胃腸が悪かったことなどは、もしかしたらこの本でいう「瞑眩(めんげん)」なのかもしれません。
「瞑眩」とは、冷えとりが効果を発揮して体の毒だし能力が強くなって一時的に強い症状が出る好転反応をいうそうです。
 
湿疹が出る頃に、やたら左肩(肩甲骨あたり)が痛かったのですが、そういうのも瞑眩で毒だししていたのかも・・・。
 ※ 左肩:心臓(夏に毒だし) 肩甲骨:肝臓(春に毒だし) らしい・・・
こう考えると、悪い症状が出たりケガをしたりしても、毒出しだ〜と前向きに捉えられていいかもしれませんね。

今回この本を読んで、日中の4枚重ねばき靴下に加え20〜30分の半身浴を始め、「寝ている時に毒がよくでる」ということから、以前は寝る時にシルク靴下1枚ばきだったのを、“シルクふぁみりい”さんの、絹コットン5本指と先丸靴下の2枚ばきにしてみました。
さっそくなのか、一昨日からまたもや左二の腕のあたりに湿疹が出現。
この本に書かれていたように、時々湯につけてさすってみたら(毒が湯にとけるらしい?)、その効果なのかはわかりませんが翌日にはかれてきました。おぉ〜!

まあ、これから暑くなる季節を迎えますし、あまり自分に負担がかからない程度の適度な「冷えとり」を実験的に心がけてみようと思います。
自分で努力して健康をつくっていくという著者の方針には賛同しますし、体を温めるのは実践して利あっても害はないでしょうしね。
継続は力なりだ〜!