高千穂散策

 
旦那がお盆休みを少し長めにとれたので、毎年お盆恒例のお墓掃除に里帰りした後には、高千穂に出かけてきました。
 
祖母山を眺めながらウネウネと曲がりくねった山道ドライブ。
立ち並ぶ杉の木々に圧倒されながら「神話の里」に向かいます。

離合が大変な道でしたが対向車もほとんど来ず、涼しいのでクーラーも使わずいい感じ〜。
旦那は、運転ご苦労さまでしたけど・・・。

まずは、天岩戸神社に到着〜。

  
 西本宮の鳥居 神楽の音色が・・・

 
 拝殿 千木は水平で伊勢神宮と一緒ですね
 

西本宮は、天照大御神がお隠れになった天岩屋戸をご神体としてお祀りしています。
ご神域である天岩屋戸の直拝は、社務所にお願いすれば神職のご案内がいただけるのですが、待っている人が多いようでしたので今回はパスしました。

後でわかったのですが、天岩戸神社は西本宮と東本宮があって、人がにぎわっていたのは西本宮で、東本宮は西本宮から5分ほどのところにあるそう。
東本宮の存在に気付けずお参りできなかった・・・。
ちなみに、東本宮は天照大御神をお祀りしています。

せっかく高千穂に行ったのに、東本宮にもお参りしたかったな〜、天岩戸を直拝したかったよな〜・・・と、帰ってきてから後悔しきり。
出かける前の事前予習は大事でしたね(反省)。
今回はご縁がなかったということで、次回参拝できる機会を待ちましょう。

 
天岩戸神社西本宮から岩戸川に沿って、天安河原(あまのやすかわら)へと歩いて向かいます。
天安河原とは、天照大御神が岩戸隠れのため天地暗黒となってしまったので、諸神がこの河原に集まり審議された、と伝えられる大洞窟(奥行25m、間口30m)です。

岩戸川沿いの自然の風景が素晴らしく気持ちよいです。
この川沿い散策が今回一番好きだったなあ。
 
  
天安河原へと向かう途中の太鼓橋から眺めた両側の景色

 
緑が美しく輝いて、水音がとても心地よいです
    
  
八百万の神々が集まられ、岩戸開きの相談された場所

  
願いがこめられたお鏡餅のような石積みがたくさん・・・
   
  
洞窟から空を見上げると木々がキラキラ

 
洞窟の前を流れる川面もキラキラ


ここは、感じる力のある人などはパワーが強すぎて入ってこれずに途中で引き返しちゃう人もいるそうですが。
それはそれで気の毒なこと・・・。
私が感じることができたのは、気持ちいい〜っていう爽快感。いやあ、自然を満喫したなあ。

 
次は、槵触(くしふる)神社を参拝。
槵触神社のある山を槵触の峰といい、天孫降臨の地として伝えられているそうです。
古くは槵触峰をご神体としてお祀りしていたのですが、1694年に社殿が建立され、ニニギノミコトをはじめとして降臨された神々をご祭神としています。

   

 


この神社は、参道を登っていく感じや、山の木々を背景に立っている感じ、結構好きでしたねえ。
とても涼しくて心地よく、のんびりぼんやりとその場にいたくなるような神社でした。

 
お次は、高千穂神社へ。
駐車場はいっぱいでした〜。

ご祭神はニニギノミコトをはじめ、皇祖の神々を祀っており、高千穂18郷88社の総社として特に農産業・厄祓・縁結びの神として広く信仰を集めています。
   
   
境内は広々としており清々しく、拝殿も貫禄があります/span>    

 
本殿は木々に包まれ、光がさして優しい雰囲気     
 

拝殿の横に際立って立派な夫婦杉が祀られており、その周りをまわるとよい?ということで、旦那とグルグルまわってみました。
根本がつながっている夫婦杉は、境内に他にも何本か見つけましたから、縁結びにもご利益がある神社ということなのでしょうね〜。

旦那は高千穂神社ではジーっと耳鳴りがしていたと(特に秩父杉の前では)言っていましたから、何かエネルギーを感じたのか!?
 
 
最後に高千穂峡へ。
高千穂峡は太古の昔、阿蘇火山活動の時に噴火した火砕流五ヶ瀬川にそって帯状に流れ出し、急激に冷却したため柱状節理の素晴らしい懸崖となった渓谷です。
    
 
有名な真名井の滝 なんだかボヤけて撮れちゃった…


たくさんの人たちが涼を求めて訪れていたので、五ヶ瀬川に浮かぶボートも密集してギーギーとぶつかる音が・・・。 
よくポスターなどでも見かけるこの真名井の滝ですが、滝の上は公園になっており、滝水の水源は公園内にあるチョウザメや鯉が泳いでいる池から流れ出ているのを発見してしまいました。
人工的な滝だったのか〜・・・。

まあ、水源は池に流れこんでいる自然水だとは思いますが、なんだかちょっと残念な気分。
滝はさておき、自然がつくった岩壁の造形美は素晴らしかったですけどね。

 
今回の高千穂散策、天孫降臨の地を垣間見ることができて、酷暑の中でもさわやかな休日をすごすことができました。
しかし、1日(滞在時間は半日だし)ではまわりきれなかったな〜。
季節がよい時に、またぜひ訪れたいです。
そして、もう一つの天孫降臨の地と言われている霧島へも行ってみたいものだなあ。