高野山・熊野三山・伊勢神宮・大神神社への旅④ 〜 伊勢神宮 内宮 〜

 
3日目は、神宮会館が案内してくださる伊勢神宮内宮の早朝参拝(無料)でスタートしました。

伊勢神宮参拝は今回2度目(1度目は遷宮前)であり、以前も神宮会館で早朝参拝に参加させていただきました。
旦那は、今回お伊勢参りが初めてだということで、興奮していたのか?早朝参拝(6:30)より早起きして一人早朝参拝し、さらに早朝参拝に参加する…という、ダブル早朝参拝をしておりました(笑)
まあ、彼が早起きしてくれたおかげで、人がさらに少ない内宮の様子を写真におさめることができたのですがね。

ちなみに、伊勢神宮へは外宮から参拝するのが古くからの通例とされていますが、今回の旅程では叶いませんでしたので内宮より参拝させていただきました。

伊勢神宮内宮の正式名称は皇大神宮(こうたいじんぐう)で、皇室の御祖神である天照大神(あまてらすおおみかみ)をお祀りしています。

伊勢神宮の起源は今からほぼ二千年前、垂仁天皇の時代に皇女である倭姫命(やまとひめのみや)が、天照大神の御鎮座地として大和の国よりふさわしい場所を探すために各地を巡り、伊勢の国に入った時に天照大神から御神託があり、現在の伊勢神宮の地に定まったといわれています。

宇治橋は「俗界と聖界の境にある橋」と言われ、両端に立つ大鳥居は式年遷宮に伴い、内側は内宮、外側は外宮旧正殿の棟持柱が用いられ、次の式年遷宮まで20年間使われます。

さらに、今まで使っていた鳥居は、内側の鳥居は鈴鹿の「関の追分」の鳥居、外側の鳥居は桑名の「七里の渡」の鳥居に使われるということで、トータルで60年間も使われるということです。なんて素晴らしい!
(今の宇治橋式年遷宮より4年先んじた2009年の架け替えということ)

    
  大鳥居は高さ7.44mで元祖神明鳥居 /span>

  
  全長101.8m、幅8.42mの宇治橋は美しい木造の反り橋 

   
  腐食防止のため、埋木をして丁寧に再利用されています

  
  橋脚が流木などで損傷しないように木除杭で守られています
  
   
  五十鈴川の御手洗場で参拝前に心身を清めます 

  
  第二鳥居の向こうはさらに神聖な雰囲気が… 

 20年に一度の式年遷宮は約1300年の歴史があり、2013年の式年遷宮で造替された社殿は静かに輝いて見えました。
    
   
  早朝の正宮は静寂な空気に包まれています

  
  写真は階段の下からしか撮れませんので、ズームアップ!

   
  正宮の背後にも光が美しくふりそそいでいます

  
  天照大神の荒御魂が祀られている荒祭宮は内宮第一の別宮


本宮は唯一神明造、萱葺屋根に10本の鰹木が載せられ、両脇の千木は水平に切られているということです。

別宮などは鰹木の本数が偶数であれば内宮に関係し、奇数であれば外宮に関係した神社であり、その本数が多くなるほど格式は高くなるということで、わかりやすいですね。

内宮の中にも磐座があり、結界がはられています。
内宮の境界を守る石神様が祀られているということです。
ここは、パワースポットと言われているようですが…?
     
  
  四至神(みやのみぐりのかみ) 四至とは四方の意味

神宮会館の早朝参拝は、説明も丁寧にしてくださいますし、まだ参拝者が少ない境内のシンとした雰囲気は何より気持ちがよいです。
が、滝祭神や風日祈宮などへの参拝は省略されますし、皆で一緒に動くために勝手な行動はとれませんので、次回は自力で境内をゆっくり参拝してみたいかな…。
(と、確か以前の早朝参拝に参加した後にも思ったことを、すっかり忘れていたな…)