4年目の3.11

 
昨日は東日本大震災から4年目の日。
今年のこの日は勤務日でしたので、14時46分には職場で黙とうをしました。

仕事から帰宅し、うがい・手洗いをしようと洗面所で何気なく水を流した時に何か黒いものが流れていきました。 
しまった!と思った時にはもう遅かったのだけれど、小さな虫が洗面所にとまっていたのでした。
流されていった虫のことを考えた時に、何となく津波のことが思い起こされて。

天から見たら・・・人間なんてちっぽけなもので、何がなんだかわからないうちに災害に巻き込まれてしまうってこともあるのだろうな…と。 
生き物や自然を人間様が自分たちの都合のいいようにしていたら、しっぺ返しがくるのかな…と。

大げさな思考回路なのですが、そういうことがふと頭をよぎり。 
旦那がそうするので私もなんとなく、家の中で虫を見つけた時にはできるだけ逃がすのですけど。
私の不注意で流されていった小さな生き物に、とても申し訳ない気分になったのでした。

私たちは生き物を食し、また食べ物を育てるためにも生き物を殺傷しながら自然の恵みをいただいているので何をそんな矛盾したことを、とも思うのですが。
やはり自然災害の脅威を実感するこの日は、特に身のまわりの小さな命にも敏感になってしまうのだな。

 
先日、以前住んでいた家を見に行き、飼っていた猫たちのお墓もどきにお線香をあげてきました。
私たちの住んでいた家も、すでに売りに出されておりいつかは買い手がつくだろうし、義父母の家はこの春にはもうひきあげることになりました。
いろんな思い出がその場所場所にはつまっていますが、前に進んでいくしかありません。

思い出は自身の成長の糧となるように大切にしながら、ピンチは変化のためのチャンスととらえて乗り越えていかなきゃな。
がんばれ日本! がんばれ私たち!!

 
   
アパートの壁隅から図太く成長していくタンポポ もうすぐ花が咲くかな〜