日本全国ゆるゆる神社の旅

スピリチュアルが流行りだしたせいか、年をとったせいか、神社やお寺が好きで気になります。
神社やお寺には必ず緑があって、石畳の参道や木造の建築物などを目にすると、何か気持ちが落ち着くのです。

昨年は、お伊勢参りと四国の金毘羅さんや巡礼地をほんの少しだけお参りしてきました。

東日本大震災で、現地にボランティアに行くわけでもなく、募金やメッセージを送る以外は何もしてないので心苦しいのですが、復興への神頼みだけは心をこめてお参りしてきました(いばって言うことではないですね)。
 
できれば今年の春も、母と一緒に桜を見に神社参りの旅を計画したいな、と手にとったのがこの本。
 

「日本全国ゆるゆる神社の旅」 鈴木さちこ
   サンクチュアリ出版 1100円+税



(掲載している神社)
 京都:貴船神社、一比賣(いちひめ)神社、須賀神社、八坂神社
 島根:出雲大社稲佐の浜、八重垣神社、須賀神社
 和歌山:熊野那智大社、熊野速玉大社、神倉神社、熊野本宮大社、玉置神社
 関東地方:鹿島神宮香取神宮江島神社、調(つき)神社
 金沢・白山:白山比竎(しらやまひめ)神社、金澤神社、
 滋賀:唐崎神社
 奈良・三輪山:大神(おおみわ)神社、狭井(さい)神社、久延彦(くえひこ)神社、檜原神社
 山梨:武田神社
 三重:二見興玉(ふたみおきたま)神社、伊勢神宮猿田彦神社、佐瑠女(さるめ)神社、月讀宮
 宮崎:高千穂神社青島神社、立磐(たていわ)神社、大御(おおみ)神社
 東京宿坊:武蔵御獄(みたけ)神社、産安舎

神社めぐりが漫画で書かれていて、さらっと読み進められます。
各神社の神様(ご神体)や神社の参り方やお守り、電車情報やその地方で食べた物、神社に詳しい?女性たちのコラムなども載っていて、あの神社に行ってみたいな〜っていう気持ちにさせてくれる本です。

この本には載っておりませんが、私が今まで行ったことのある神社で好きだった神社は、島根県美保神社と神塊(かもす)神社、そして福岡県の宗像大社の高宮です。

美保神社は社殿の背後が木々に囲まれ、海が眼下に見える場所に位置し、ひらけている雰囲気がとても気持ちよいのです。また、石畳の路地には干物屋さんやお醤油屋さんなどがあって、散策にも楽しいです。えびす神で商売繁盛、漁業・海運の神様を祭っているそうです。

神塊神社は、行った時にはだいたい(3度しか行ってないけど)宮司さんや巫女さんがきれいにお掃除をしていて、規模は小さくて古いけれど、とても大事にされているな〜って感じる神社です。現存する大社造としては最古のもので国宝にも指定されています。参道を歩く時がとても気持ちよいし、木々の木漏れ日が心をクリアにしてくれるようです。

宗像大社の高宮は大社から少し歩いて登った場所にあります。祭場ですが、不思議と木がしなってドーム状に囲いを作っている状態になっていて、木々の間から漏れる太陽光線がスポットライトのようにあたって、まさに神聖な場所って感じです。 むやみに入ったり写真にとってはいけないような雰囲気を、ため息がもれるほど感じます。
 
ちなみに、私には霊感などは全くなく、その場所や木からパワーなどを感じる力も全く持ち合わせてはおりません。
基本的に無宗教ですし、神社やお寺の雰囲気が好きっていうだけで、その土地にある神社やお寺めぐりの旅を楽しんでおります。