オカルト


 「オカルト」  
   田口ランディ著 
   メディアファクトリー 1100円+税

 

この本には、ランディさんの“日常のちょっとした不思議”が短編でゆるゆると書かれています。
それぞれの内容には一貫性がないようであるような。

あえて言うなら、人や生き物、植物、物にいたるまでの存在性というのかな。
(ランディさんが)意識を向けてみると普段は感じない何かに気づくことがある小さくて大きな世界観というか。

それを客観的に感覚的に表現している感じ?←感想を表現するっていうのは難しいものです・・・。

母や兄の死など、死をとりまくぼんやりとした思い出や感情みたいなのが随所に出てきて、何かけだるい重さの感情の歪みや哀しさのようなものがただよった内容だったので、最近の私の感情に少しシンクロする部分もありました。
 
この本の中ででてきた“ふんがも”という現象。
いっくらさがしても出てこないんだけど、忘れた頃に出てくるというやつ。誰でも経験あるのではないかしら。

これは実は存在しているのだけど、さがしている人の目には映らないというか、さがしている物とさがしている人との位相がずれているということなのだという、超能力者である秋山さんの説明。
ランディさんは秋山さんの助言通りにお風呂で3曲歌って部屋に戻ってきたら、さっきまで見つからなかった時計がそこにあったという話。
まあ、こういうこともあるかもねえ。ふ〜ん、そうかも・・・(ふんがも?)

関係ないけれど、旦那が一昨晩、白蛇の夢を見たのだそう。
調べてみると蛇の夢は、霊性とか生命力とか財産とかいろんな意味があるそうですが、その夢の中での白蛇の状態とか蛇への思いとかで、その人の心理状態や吉凶などの解釈が変わってくるらしいです。

彼はいいことがあるかも〜!と喜んでいましたが。
(多分、最近仕事で疲れているから何か棚ボタを願う彼の思いが夢に出たんじゃないのかな〜って思うんだけどね・・・)

ま、ネガティブなことよりも、いいことがあるって考えている方が幸せだし、案外呼び寄せる力になるかもしれないしね。

夢といえば、先日ちょうど友だちの1か月後の命日に彼女の夢をみたのです。
とても楽しく嬉しい夢で、起きた時に遊びにきてくれてありがとうって感じたのです。
これって潜在意識なのかな・・・。

夢っていうのも、興味深いというかちょっとオカルトちっくで不思議なものですよね〜。