四柱推命(子平推命)は挫折・・・

 
占いにはまりだしたのは、図書館で借りた四柱推命の本を読んだのがきっかけで、随分と専門書も買いあさって勉強してきました。
しかし、四柱推命には流派があり、読み解き方がそれぞれに違い、自分の命式の格局をとるのも難しいのです。

四柱推命は、命式の干支の並びとバランスを見て、吉の作用を持つ用神を出し、本来の特性や巡ってくる運勢の吉凶を判断するのですが、微妙なバランスの命式はたくさんありますし、まず用神や格局を判断するというのが難しいのですね。

透派の鑑定法がシンプルなのもあり、自分にも合っているように思ったのですが、やはりどうもスッキリしません。 
それで、昨年でしたがプロの占い師さんに鑑定していただきました。
透派の師について子平推命を習得して鑑定をされている方でした。

鑑定していただいて思ったことは、これは独学ではずっとわからなかっただろうな、ということです。
私の命式では日主が強い内格なので、普通に考えると日主と印が忌神となるのですが、干の並びでの吉格を優先し、日主や印、そして官も喜神となる、という判断でした。
丁寧に解説していただいたので、判断結果には納得できました。 
 
ただですねえ…。
四柱推命(子平推命)では、六親や年運も吉凶という判断で一律に線引きをするのですが、疑問が残るのです。

過去を振り返ってみますと、凶運となる食傷や財の年運の時には、確かに社会面で考えますと仕事は思うようにいかなかったり問題が起こったりで凶運だったようにも思うのですが、プライベートでは交友関係も広がって楽しく過ごしていたように思いますし。 
  
四柱推命術密議(香草社)」より〜 
「日主」が「体神」になっていませんと、「格局」なり「用神」なりが、「日主」を無視して「体神」にはたらきかけますから、成敗と幸不幸が全然別々になります ・・・

 
私の場合は日主が用神となるので、自分が体神に振り回される命ということで、この本にある通り、社会的に活躍できる時とプライベートで充実できる時は異なる、という運気をもつのかとも思いますが。

自分のことなら深読みもできますが、やはり四柱推命で人様の成敗や幸不幸の運気を推察するのは、かなり難しいことだと思います。
八字の並びを眺めて、その人の性格的なものは何となくうかがい知ることはできますが。

とりあえずは自分の格局が判明したのもあり、四柱推命への探求心も薄れてしまいました。 
今は、紫微斗数と西洋占星術で占いを楽しむことが多いです。
特に、西洋占星術は多角的な考え方ができるので興味が尽きませんね。
 

そういえば、先日読んだ「『占星術研究会』〜松村潔著〜」に、こんなことが書いてありました。
「火」の元素や「風」の元素が過剰で、相対的に「地」が弱い人は、慢性的に自信がないタイプだと言われているんだよ。
「火」は瞬間、瞬間、新しいテーマに向けて自分を燃やしておかないと、自分の能力を自覚できない。
すでに確立したものとか手に入れたものは、「火」にとっては「無」なんですよ。
だから、昨日までにとんでもない業績を上げたとしても、今日怠慢なら「自分はなにもできていない、なにも持っていない」と感じてしまう。
過去の資産や記憶がまるっきり自信に結びついていないんです。
だから精神の浮き沈みが激しい。・・・
 

私のホロスコープは「火」の元素過剰なタイプなので、なるほど〜!でした。
四柱推命の勉強は、頑張って習得する努力もしてきたけれど、やはり何も身についていない、という感じなのですよね。
そして、プロの方に判断してもらって自分の中で確立してしまったので、終わったような気分なのですな(笑)
 
こういった心理的に多面的な見方もできて柔軟な考え方をするのが西洋占星術の魅力だなあと感じ、最近は東洋占術より西洋占星術の勉強にはまっていますね。