長崎への旅③ 〜山王神社の大楠〜

 
山王神社の大楠。
以前、影絵作家・藤城清治さんの展覧会で“山王神社の大楠”を描いた秀作に心を奪われ、ずっと行ってみたかったのです。   
   
  
  『長崎山王神社の一本鳥居と生き続ける大クス』
  

このたび、やっと念願が叶いました。
山王神社は爆心地から約800mの位置だとういうことで、住宅街の坂の上にありました。
当日は小雨模様だったのが少し残念でしたが、それは見事な2本の大楠に圧倒されて心が躍りました!


    
  原爆により爆心側が吹き飛ばされた二の鳥居(一本柱鳥居)

  
  倒壊した左半分の鳥居

原爆被災により無残な姿になった楠がよみがえり、2本が一体化した生命力あふれる大きな楠に…(樹齢500〜600年)

    

  

    
  枝葉を四方に伸ばし空へと広がっていく力強さ!

  
  大楠がある参道の奥に山王神社が鎮座しています


  山王神社のHPから、大楠がどんな無残な様子(被爆時)だったかがわかります 
     ⇒ http://sannou-jinjya.jp/ 
 
被爆の足跡や復活の姿を見るに、大きなパワーもいただきましたが、今の私たちを取り巻く情勢を憂う思いも強く感じました。

これからの地球はどうなっていくのだろう…
どうして核をもって力を顕示しようとする人がいるのだろう…
混沌とした不穏な状勢にある今、心より平和を祈っています。