インターセプトについて考えてみた

 3月になりました。

 暦では、3月5・6日から春分の日までを啓蟄(けいちつ)といいます。

 土の中で冬籠りをしていた生き物たちが春の訪れを感じ、もぞもぞと動きだす時季という意味ですね。

 現ご時世の動きは不穏なもやもや感がありますし、各地で花粉は飛びまくりで山々の景色も霞んで見えますが…。

 先行きが見えにくい中を推し進んでいくためには、ごそごそと準備を入念にしていくことも必要ですよね。

 

 さて。

 占星術での「インターセプト」について考えてみました。

 インターセプトとはハウスの境目である「カスプ」がない、1つのハウスがすっぽりとサインを覆ってしまっている場合のことを言います。

 このインターセプトは、180度対向サインの2か所で生じます。

 

 松村潔氏がインターセプトのことを、『過剰包装』という言葉で説明していたのを読みました。

 過剰包装というのは保護されているということで、大事に扱って育てているという感じになるのだと。

 外から見ると目立ちにくいし動きも様子がわかりにくいのですが、本人からしてみれば別格扱いをする、と。

 

 インターセプトされたサインの性質や様子は、外からはうかがい知れず閉ざされた中でうごめいている感じになる、ということでしょう。

 自分ではすごくこだわっているけど、外に出すには見栄をはるから小出しにするとか、逆に大事にしまっておきたくて安易には見せたくない、という風になるのでしょうかね。

 これは、プログレスやトランシット天体がインターセプトに入った時にも、そういった作用に吸い込まれてしまうそうです。

 

 私の場合、4-10ハウスの天秤座と牡羊座インターセプトになっております。

 家庭や社会的な立場での活動を大事にしており、何をしてるかわかりにくいけど、家や職場での実情は、自己主張が活発で落ち着きなく奮闘してる、みたいな(苦笑)

 4ハウスも10ハウスも天体が入っているので、保護された状態であれば活発に動く、ということなんでしょうし、そういう感じはありますねえ…。

 まあ他ハウス天体とのアスペクトによって、その作用にも少しは応用が効いているように思いますが。 

 

 そして、ホロスコープインターセプトがあれば、2つのカスプをもつサインも出てきます。

 たとえば、5ハウスに牡羊座が入り6ハウスの入り口も牡羊座で、ハウスが狭くなっている状態。

 この場合は、遊びと仕事の区別が明確でない感じで、楽しみながら働ける環境に牡羊座の押し出し力や発想力などを活かす、という感じになりますかね。

 例としては、サーファーが雇われてサーフィン教室をするとか?でしょうか。

 趣味が仕事になるというのは、はたから見ると楽しそうですけど、時間の拘束や稼ぎ・責任問題も出てくるので、心底楽しめなくなっちゃうみたいな弊害もあるかもしれないですね。

  

 インターセプトを使いこなすには、時間はかかるけれど慎重に扱うために、経験を積み重ねることによって、時が経てば動かせるようになる、という情報も見ました。

 特にインターセプト内に天体がある場合には、動きの遅いトランシット天体とアスペクトをとった時に、強制的に引っ張り出されて動かそうとするきっかけとなるでしょう。

 これまでとは違った環境でためしてみることで、経験値や応用力も上がっていくわけで。

 大事に育ててきた子どもたちが自立して、自分の力を発揮してみる経験を積んでいくような感じでしょうか。 

 インターセプトは動きの出方に特徴が出るということで、トランシット天体とのアスペクトで変化を与える時期を考え、積極的な行動にうつす計画を立ててみるのもいいでしょうね!

  

  

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 寒かった時季は成長が止まっていたオリーブの挿し木

 新芽が出てきました~!!