もう2月なんですねえ。
過ぎて気づく、月日の速さよ…。
昨日からは水星が逆行、そして29日は獅子座で満月でした。
ホロスコープで地上にあるのは月だけ、という光輝く獅子座の満月です。
ですが、アスペクトはハードで、なかなかの緊張感がありますね。
2ハウスには水瓶座天体が4つ入っているので、水瓶座的な能力であるITやネットワーク、科学技術、先進的自由業などでの収入がクローズアップされる感じです。
満月軸は10度なので、外へ関わっていくような意味がありますし、サインも発散・拡散したい獅子座の月と水瓶座の太陽なのですが、配置としては押し込められてストレスが強そうな雰囲気があります。
不動宮のTスクエアは動きも鈍く、1・2・4・8ハウスの支配星同士が絡み合った関係となっているので。
1ハウスは自己主張、2ハウスはお金稼ぎや能力、4ハウスは家・拠点、8ハウスは相続や依存…という意味がありますから、そういうしがらみにしっかり向き合わされる感じとなりますか。
自分のもっているものを活かして何かやってみようとする意欲も満々なのですが、思うように動けない雰囲気がありますね。
今の日本の状態で考えるなら、コロナ渦の規制がある中で採算度外視で新しい形でサービスを拡げ提供しようとするも、独自の暮らし(店)の質は落としたくないし家賃や光熱費などの出費で家計を圧迫、という感じでしょうか。
8ハウスにある獅子座の月は、自分ならではの感情の盛り上がりや道楽的な拠り所を発掘しようとする感じかな。
これはでもアスペクトの関係で、我慢を強いられるとか家のやり方に縛られるとかでキレやすくなるとか、見栄を張ってお金を使って借金…などとも読めるかも…。
厳しい中で自己管理をしていくことによって、水瓶座太陽・土星・木星の意味する‟独自の立場をつくって発展させていく能力”が身につくということになるのかな、と思いますが。
プレッシャーは強いですが唯一地上に出ている月、そしてMCの支配星である金星は1ハウスにあって冥王星と合で3ハウスの海王星との関係から勉強熱心な感じですし、女性が何だか目立つ雰囲気ですね。
さて、この満月の頃の自分は?ということで振り返ってみますと。
自分のホロスコープ図を見ながら3重円をぐるぐると動かして、今後のことについて考えていたのですが。
私のホロでは進行の月は3ハウスにあって、年齢域の木星もIC付近にあるので地下探索中、トランシット冥王星は牡羊座天体にスクエア継続中…という状況にありまして。
なんか動けないなあ私…という感情を味わっておりましたね(笑)
まあ、これは敵は己にある…ということなのですが。
星まわりがよくないという占い結果で動けなくなってしまっている、つまりは成果を出そうとする山羊座が牡羊座の発動を抑えてしまう、という関係性かもなあ…と。
そして、正月に録画していた映画『日日是好日』を観たのですが、樹木希林さんが素敵でしたねえ。
まさに、水瓶座にある土星・木星・太陽(年齢を重ねた大らかさのある凛とした人)という感じで。
やりたいことや没頭できることが見つけられずに日々が過ぎていき、周りに置いてけぼりをくらっているように感じて焦っている女性の心の揺れと成長を、茶道を通して描いた作品。
就活の迷いや失恋や父の死などの日常のできごとや季節の移り変わりについて、お茶の世界に身を置き体感していくことで感情の気づきを得ていく、という静かな映画ですが、伝わってくるものはたくさんあったなあと感じました。
茶道はその所作に決まり事がたくさんあり、一挙手一投足に集中しなければならない「道」の世界。
型に決まった同じことを繰り返すという張りつめた中にあって、流れている時間はゆっくりと静寂で五感は研ぎ澄まされます。
樹木希林さん演じる‟たけだ先生”のセリフに「こんなふうに何でもないことを、毎年同じことができるということが本当に幸せなんですね」というのがありましたが、コロナ渦にあることで気づかされることかもしれませんね。
長い時間をかけないと気づけないことがあり、逆にこの一瞬は二度と訪れることはないという刹那の中で、日々を積み重ねて生きている、ということなんだよなあ、と感じ入ることができました。
何も動きがないと焦って鬱々とする中にあっても、いつか時が経った時にこういう意味があったんだなあ…とわかることは多々あると思います。
きついなあと感じる日もひっくるめて『日日是好日』で、大切に過ごしていきたいものですね。
半年前の獅子座新月の頃に買ってきたベビートゥ(フェネストリア)に花が咲きました!